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組み合わせ抽選会 ~「運命の対戦カード」~

組み合わせ抽選会が行われ組み合わせが決まった。

一昨年まで、監督や部長が引いていたくじ引きを、昨年からは主将が引いている。

甲子園では当たり前の光景だが、各校監督の心中は穏やかではなかったはず。

箱のなかに手を入れて、不安げにかき混ぜてから引き、番号を読み上げる。

心の動揺を、悟られるようで堪らなく嫌な瞬間だった。

いつしか私は、かき混ぜるのをやめ、箱のなかの1番上にある札をさぁっと引くことにした。

一瞬も躊躇なく、肩の力を抜いて、自信満々に。

その一番先に指に触れた札は、私が選んだのではなく、野球の神様が決めた運命の対戦カードだと—。

組み合わせは、時としてチームに大きな試練を与える。

甲子園までの道のりを決めるドラマの筋書きが、あの白い小さな箱のなかにあるのだ。

先週、隣の県の優勝候補校監督と食事をした。

『どこと対戦しても、負ける気がしない。』

そう豪語して杯を重ねた。

『絶対に優勝したい』ではなく、『負ける気がしない』

 

今年にかけてきた1年間が透けて見える言葉は、運命に立ち向かう男のロマンを感じさせた。

絶対にひるんではならない戦いが始まる。