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長い監督生活の知恵が結集~東京学館新潟×中越~

準決勝を目指す8校の激突は、高校野球ファンを終日魅了し続けた。

 

中でも、昨年の夏代表校、中越高校をやぶった東京学館の戦いぶりは、

チームの勢いと冷静な試合運びで完勝と言っていいだろう。

試合後の監督インタビューでは、いつもの長谷さんらしく一言一言噛み締めるようにゆっくりと話す。

32年間にも渡り、一つのチームで采配を振り、勝負の世界を生きてきた。

長い監督生活で学んできた、変わらなくてはいけないことと、変えてはいけないこと。

今日の試合は、そんな長谷監督の勝ち抜くための知恵が結集されていたように思う。

【東京学館新潟 長谷 和昭  監督】

 

「1年生の古俣君が入ることによって、チームが締まり、ひとつになるような気がした。」

「寺田投手の替え時と代打 橋本君の器用がうまくいった。橋本君はバットを短く握って、一生懸命バッティング練習してたんで、打ってくれると思った。」

 

今大会、かなりの試合を観ているが、

バットを短く持ち、引き付けてシャープに打つチームがほとんど見られない。

野球をやったことのある人間なら

『短いバットを目一杯長く持つ』のと、『長いバットを余して短く持つ』のとは、感覚が明らかに違うのだ。

ウエイトトレーニングをガンガンやり、食トレとプロテインで大きくなった身体で

目一杯長く持ったバットを力一杯振り回す。

そんな野球が主流の今、長谷監督の指示を守り信じて、

下位打者だけでなく、上位打者さえも短く、鋭く振り抜く選手たち。

リードする展開になる6回の、古俣君からの短く持ったバットからの3連打が、試合を、決定付けた。

【6回 タイムリーを打った古俣選手】

 

長い監督生活と短く握ったバット・・・。

 

準決勝も楽しみでならない。