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エコスタに咲いた”花”

雨粒で濡れたその花は、ひときわ輝いていた。

100回目の夏を告げる、聖地エコスタでの開会式。

82チームの選手たちが堂々の行進を魅せるその先頭に、
ユニフォーム姿の一輪の花が咲いていた。

先導役に抜擢された、新発田商業野球部・井上明莉さん。
県内の3年生で唯一の“女子選手”である。

「100回目の節目で先導として歩けたことは自分の誇りです」

自身の歩みを、こう振り返る。

雨にも風にも負けない、凛とした歩みだった。

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井上さんが野球を始めたのは、小学校1年生の時。
友人に誘われて初めてボールを握ったという。
しかしその後、すぐにチームが解散したため、当時の記憶はほとんどない・・・。

中学卒業までは陸上部で汗を流したが、
新発田商業入学後、前任の監督から誘われ再び白球を握った。

「野球部に入るのは正直悩みました・・・」

それでも今は、部活があるから毎日を楽し過ごせているという。
持ち前の明るさは、チームに活気を生んでいる。チームメイトからの信頼も厚い。

 

「大学は、野球部があるところを選びます。」

彼女の野球選手人生はまだ始まったばかり。

そして、これから白球を握る少女たちにとっても、
井上さんはきっと、明るい太陽になったに違いない。

彼女の笑顔からこぼれた未来への種が、
またエコスタの芝の上に花開く日を楽しみに待ちたい・・・。

岡拓哉