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村山朋彦のYes I can.

2009年7月アーカイブ

穏やかな表情でした・・・

UX新潟テレビ21高校野球取材日記!公開中!

ぜひ ご覧下さい!*** http://uxtv.jp/yakyu/

 

監督は穏やかな表情だった。大会中にたびたび見せた険しい表情はなくなっていた。勝つべくして勝った。確かにそうかもしれない。でも、勝つべくして勝てるほど甘くはない。本人のプレッシャーがどれだけのものだったか。

 

「春、甲子園に行った。でも、春と夏ではまったく違う。夏の甲子園は、暑い。きっとグランドは40度くらいあるんじゃないか」

監督は、選手全員を集めて話し始めた。ゆっくりと諭すような、優しい語り口だ。

 

監督は、甲子園をよく知っている。

1959年第41回高等学校野球選手権。当時、高校3年生だった監督はエースとしてチームを率いて甲子園のマウンドにたち、すべての試合を1人で投げぬいた。初戦は2回戦、2対1。接戦。続く準々決勝1対0。これも接戦。さらに迎えた準決勝2対1、延長10回のゲームを投げぬいた。そして、決勝。2点を先制されたチームは4回同点に追いつく。ゲームは延長へ。迎えた延長15回表。6点を取られた。2対8。甲子園準優勝。

息つくまもない連投。1球も気を抜けない接戦の連続。真夏の、灼熱の、あの甲子園のマウンドで、すべて1人で投げぬいたのだ。

 

「夏の甲子園は、独特だ。野球をやっている選手全員を連れて行ってあげたい。経験させてあげたい思う。でも、それはできない。負けていった学校の選手たちは無念だよね。だから、うちらが、新潟代表になったんだから、その子たちの分までがんばってこないとね」優しさを目元に漂わせながら監督は話している。本当に穏やかな表情だ。

 

出発は来月2日。監督は選手とともに、再びあの甲子園のグランドに立つ。

「夏男」が「華」開く・・・

UX新潟テレビ21高校野球取材日記!公開中!

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1年生のとき、才能を見出され、いきなりショートのレギュラーを勝ち取った。入学してわずか4ヶ月。チームは勝ち進み見事ベスト4に進出した。1年生でレギュラー、そしてベスト4、すばらしい経験をした。

2年生の6月、転機が訪れる。

ピッチャーの指名。持ち前の運動能力と野球センス、それを支えるうる体格。何よりも「負けん気の強さ」がピッチャーとして見込まれた。

ショートからピッチャーへコンバート。よくある話ではあるが、上位に顔を出すチームではよくある話ではない。

まずは、野手特有の投げ方をピッチャーに変えていく。ここには投手を育てるのがうまい部長先生が携わった。ショートからピッチャーへ・・・どんどん変化していった。そしてむかえた夏の大会。ピッチャーとしてむかえた初めての夏は初戦で負けた。決して悪いチームではなかったという。しかしベスト4から初戦敗退への転落・・・。それからが大変だった。

高校生活はたった3年。長い人生でわずか3年しかない。

3年生となり迎える最後の大会。ショートからピッチャーへの転進。それを成功と認めてもらわなくては・・・、もっと言えば自分自身が納得できなければ・・・。

県下有数の練習量を誇るチームのなかで負けずに練習した。

走り込みを続けた。単なる走り込みではない。ダッシュだ。学校近くの山のふもとまで走っていき、坂道をダッシュで駆け上がった。

 

ピッチャーの投球は全身運動だという。足を上げ踏み込むと同時にそのエネルギーを腕に伝えていく。さらに腰の回転を使いながら腕のスピードを増し、握ったボールにすべての運動エネルギーを伝えていく。あのボールは、全身の躍動から生まれのだ。それを1ゲームで100回以上はは繰りかえさなくてはいけない。走りこみは、この全身運動を支えるのだという。そして、もうひとつ。ある監督はこう話してくれた。「走りこみは自分との戦い。ピッチャーはどんな天候、場面でも、必ずボールを投げなくてはいけない。たとえ自信がなくて打たれそうだと思っても、投げないことにはゲームは進まない。逃げられないんだ。走りこみはつらい。誰だって、走りこみはしたくない。それでも走る。必ず走ってやり遂げる。それが気持ちの強さも育てるんだ。」その監督が率いたチームは甲子園で2勝をあげた。すばらしい投手がいた。その投手も普段の練習とは別に、7キロも離れた自宅から毎日走って登校し、走って帰宅していたそうだ。

 

ダッシュだけではない。今度はよく食べた。体を一回り大きくするために。夏を迎える頃、周りにもわかるほど、一回り大きく成長した。

 

1年生のとき、ショートで迎えた夏の大会、ベスト4まで進んだ。2年生のとき、ピッチャーに転進し迎えた夏の大会、初戦で敗れた。そして3年生の夏、初戦からすべて1人で投げぬき、ついに準決勝まで上がってきた。

 

8イニングを投げた。打たれたヒットは9本。多くはない。連打を浴びたのもわずか1イニング。四死球でランナーをためたわけでもない。実際、ゲーム中盤の2イニングは三者凡退で完璧といってもいいピッチングだ。

しかし、相手チームに、たった2度しかなかったチャンスを確実に得点に結び付けられた。5対4、あと1点だった。

 

選手はみな、おまもりを持っている。マネージャーがひとつひとつ手作りをしてくれた。そのお守りの1面には、今年のチームのテーマ「夏男」が金の糸で刺繍されている。そして、もう一面には、選手が自分で言葉を選んでそれを銀の糸で刺繍してくれるという。

ピッチャーが、エースが選んだ言葉は「華」。

3年生で迎える最後の大会、「夏男」が大会で「華」開くよう、この言葉を選んだそうだ。

試合終了から6時間あまり。あの熱戦を振り返る。

「華」開いたピッチングが、確かに、あそこにあったと思う。

 

 

 

これからが本番です・・・・

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当時、夏の大会に参加する全高校を取材で回っていたが、その高校の練習はさんさんたるものだった。うまい、へたではない。気持ちが入っていなかった。1年後、やはり全高校取材で、その高校を訪れた。練習が変っていた。決してうまくはないけれど、上手くなりたいという気持ちが溢れる練習だったと思う。

新しい監督が就任してチームが変ったのだ。

それが監督との初めての出会いだった。90年代だったと思う。

監督が就任してまもなく夏の大会を迎えた。練習は変ったといえ、そう簡単に力はつかない。当然のごとく、初戦で大敗した。

監督は一念発起した。引退する3年生も交えて、グランドのベンチ裏にサクラの木を植えたそうだ。みんなで植えたサクラが成長するように、自分たちも成長しよう。そんな願いを込めて。

植えたサクラが成長するように、チームも成長した。上位に顔をだすようなチームではなかったが、練習をしっかりと積み上げてきた証しを感じ取ることができた。いま、サクラはどこまで大きくなっているのだろうか。

 

監督はその後新潟市内の公立高校の赴任、そこでも実績を残した。そして、

いま下越地方のある公立高校の監督に就任して数年がたつ。その高校はめきめきと力を伸ばし、今年上位に進出した。おととしも上位に進出している。3年間で2回の上位進出。部活動の運営がとっても厳しいといわれる公立高校としては、すばらしい実績だ。

「きょうは選手と全員で楽しませてもらいました。すばらしい球場で、本当に楽しくできました。」

たくさんの記者に囲まれた監督は笑顔で話している。

そして・・・・

たくさんの記者たちから解放されると、監督の表情が変った。

「たくさんのミスがあった。もう一度気を引き締めないと」

 

あすの休養日を挟んで、甲子園まではあと2試合。

過去、甲子園への出場を決めた監督はみな同じことを言う。

「これからが本当に大変だ」と。

これまで勝ち上がってきた5試合より、これからはもっときつくなるのだ。

 

 

 

 

就任1年目の試練です・・・

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監督は春先に就任した。それまでの監督が人事で異動し、次は誰が監督をするのか、人選が難航した。そして、その監督に白羽の矢がたち、OB会と保護者会から要請を受けた。いままでもOBという立場で、毎日ノックバットを振っていた。いまの3年生は1年生の頃から知っている。過去に2年弱、監督を経験したこともある。そのときにはプロで通用するピッチャーを育てた実績もある。でも迷った。

恩師のような先輩が一言いったそうだ。「お前しかいない」

監督を引き受けた。

 

チームは前評判通り、勝ち進んできた。そして迎えた5回戦。

延長13回で、負けた。どっちが勝ってもおかしくないゲームだったし、どちらにも勝たせてあげたいゲームだった。

 

終了から20分ほど。監督は、スタジアムの外に出てきた。思ったより、晴れ晴れとした表情だ。意外だ。監督の情感豊かな性格を思い浮かべれば、真っ赤に泣きはらした顔で出てくると思ったからだった。

「負けちゃったよ」結構淡々としている。そして、連盟の関係者とゲームのいろんな場面について議論を交わし始めた。出てくる言葉は、とっても冷静だ。

 

1人の選手の保護者と思われる男性が、監督のもとに近づいてきた。

握手を求め手が差し伸べられた瞬間、監督の表情が一瞬で変った。

目鼻立ちのしっかりとした顔がくしゃくしゃになり、いきなり涙がこぼれ始めた。

「ごめんな ごめんな 約束したのに・・・」

涙が止まらない。言葉にならない。

 

開会式の前日、監督をたずね学校を訪れたとき、スケジュールが書かれたボードが目に留まった。決勝までの会場と予想相手、試合開始時間が書かれていた。

「新球場でやりたい・・・なんて小さいこと言わないよ。甲子園を狙ってるんだ」

冗談のような口ぶりだったが、実は本気だったと思う。

それだけ選手は充実していたし、実際、優勝できる可能性はあった。

 

監督が顔を上げた。

「来年も監督やりますから、よろしくお願いします」

監督が、就任2年目の夏、つまり、来年の夏にむけ決意した瞬間だった。

  

 

いよいよ準々決勝です・・・

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きょうは準々決勝に勝ち残った8校の公式練習。

練習とはいえ、完成したばかりのハードオフエコスタジアム新潟で

高校球児が始めて白球を追いかけたのです。

 

 

 

エコスタジアム.JPGいったいどんなスタジアムなのでしょうか?

いろんな選手・監督・関係者から伺ったお話をお伝えします・・・。

 

 

エコスタジアム新潟グランド.JPG 

○人工芝の感触は・・・?

「いつもストレッチをするとき、土のグランドとかだと、腰とかお尻が

痛くなるんですけど、全然痛くなかった。柔らかかったです」(選手)

「こんなにやわらかいとは思わなかった。殆ど土のグランドと変らないと

思いました」(監督)

「昔の人工芝だと、膝とか腰が痛くなってくるんだけど、コレなら

大丈夫だね」(関係者)

「ノックをした感じでは、打球が遅くなる感じがしました」(監督)

「バントの打球とかが、あんまり転がらない(進まない)ので、

ピッチャーとの連携を確認したいと思います」(選手)

「高校生の打球だと、この人工芝ではかえって遅くなるんじゃないか。

打球が速くなるっていう人もいるけど、プロ並みの打球じゃないと

そうはならないと思うけどね」(関係者)

 

○ファールグランドが県内一広い・・・甲子園よりも。

「いままでフェンスや応援スタンドに入っていたファールも取れる。

アウトカウントを増やせるよ。でも、送球とかでエラーしたら

大変なことになりそうだ」(チーム関係者)

 

 

 

エコスタ3塁側.JPG○ピッチャーにとってとても大切なこと・・・マウンドは?

「マウンドの傾斜が自分にぴったりだった。びっくりするくらい

投げやすかった」(選手)

「なんか、とっても舞い上がっちゃって、あんまりマウンドの感じとか

覚えていません」(選手)

「ホームベースからバックネットまで距離があるから、ピッチャーは

キャッチャーを近くに感じて投げやすいんじゃないか」(関係者)

「なんか、いつもよりキャッチャーが近く感じました」(選手)

「高くもないし、低くもない。広々としてなげやすかった」(選手)

~ちなみに、オープニングゲームとなったプロ野球で、球団関係者から

マウンドをもっと固くしたら、とアドバイスを受け、試合終了後、

土を入れ替えたんだそうです。

 

 

 

 準々決勝は、あすから2日間です。

 

 

 

 

 

 

 

「でっかい」球場だったそうです・・・

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去年卒業したエースは「力」が足りなかった。ピッチャーとして求められる握力や肩・腕の力、下半身の安定感、それらを支えるスタミナ・・・

それらをつけるため充分練習したはずだ。でも残念ながら結果から言えば

「力」は充分ではなかった。連投が続いて迎えた4回戦で打ち込まれ、

夏が終わった。

その先輩の姿を応援スタンドから見ていた2年生のピッチャーがいた。

ベンチに入ることができずスタンドから大きな応援を続けていた。

あれから1年。そのピッチャーはエースナンバーをつけ、

マウンドで堂々のピッチングを披露している。

キャッチャーの高校生離れした頭脳的なリードに答える絶妙のコントロール。

球威が決してあるわけではないが、ストライクゾーンを縦横無尽に

ボールを投げ分ける。

ヒットを打たれても連続で許さない。精神力が強いのだろう。

ポーカーフェースでたんたんと投げ込む。

 

  スコア.JPG 

 

春休み、多くの練習時間を費やして走り込みをした。

新学期が始まり、練習時間が限られてくると、

今度は、授業がない土曜日曜祝日を中心に走りこみをした。

上位まで勝ち進むと連投しなくてはいけない。

その連投に答えられるだけの、「力」をつけるために。

6月。県立野球場、ハードオフエコスタジアム新潟が完成した。

エースはいつもの走りこみのコースを変えて、新しい球場まで走ったという。

「いままで見たこともない、でっかい球場だった」

片道7キロあまり。なかなかの距離だ。

1回で気はすまなかった。もう1回走って見に行ったそうだ。

「この球場で投げてみたい」

素直にそう思ったそうだ。

 

エースは、きのうからの連投が効いたのか、7回途中から

コントロールが効かなくなった。ストレートが外側に

大きく外れる「抜ける」ボールが多くなってきた。ボールを握る力が

効かなくなってきたのだろうか。

バッテリーを組むキャッチャーはすぐに対応した。

カーブ中心の組み立てに即座に変えた。

バッテリーはこのイニングをなんとか切り抜けた。

 

 

 

スコア7回.JPG続く8回。エースの「力」は戻っていた。

「抜ける」ボールは格段に少なくなった。

1イニングの休憩で見事に復活したのだ。

エースが培ってきた「力」が、支えたのだと思う。

そしてチームは4回戦を突破した。

 

蒸し暑い6月。そのなかを、スタジアムまで片道7キロあまり。

走っていって見上げた「でっかい」新しい球場。

開会式以来、足を踏み入れていない、あの新球場のマウンドに

エースは3日後、登板するはずだ。

 

 

 

2009年12月21日 一部加筆。

 

 

****

新潟高校野球部3年生の皆様 野球で培った集中力を持って受験をがんばれ。たかが大学進学、されど大学進学。これも人生で必ず通るべき道です。冬休みでぐんと伸びる。負けるな!私もそうだったよ。

****

24日実況を担当させていただいた新潟高校の皆様

5回の攻撃で実況で失敗をしてしまいました。

皆様ならすでにお分かりのはずです。

本当にすいません。この場をお借りしてお詫び申し上げます。

 

スタジアムは夢空間です・・・

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三条市の三條機械スタジアム。そこには名物がある。

1塁側応援スタンドへの入り口に鎮座する自動販売機。

何の自動販売機か、よ~く見て欲しい。

 

自動販売機.JPG 

 

パンの自動販売機である。焼きそばパンとかコロッケパンとか

メロンパンではない。食パンだ。

 

パン.JPG

 

もう一度よく見て欲しい。単なる食パンではない。

ハムカツパンと書いてある。

なんと食パン2枚にハムカツを挟んだ、「食パンハムカツはさみ」だ。

サンドイッチ・・・では、ない。サンドイッチなら

パンの耳を取って、さらに食べやすい大きさに切られている。

これは、食パンにハムカツを挟んだだけ。

だからこそ「食パンハムカツはさみ」なのだ。バリエーションも豊富だ。シンプルな「ジャムはさみ」や「マーガリンはさみ」もあると言う。

 

 

 

チョコクリーム.JPG地元三条ではとっても有名。しかも旨さで有名らしい・・・。

「食パンハムカツはさみ」140円。とってもおいしいらしい。

 

あなどれないぞ!食パンハムカツはさみ 140円!

 

 

 

三条市の三條機械スタジアム。そこには名物がある。

正面入り口を入ったところに鎮座する、この人形。

どんな人形なのか、よ~く見て欲しい。

 

トッキー.JPG 

携えているのは、野球のバットだ。

この人形、いえ、お地蔵様はツッキー地蔵というそうな。

いつからそこに鎮座したのか定かではない。

それを取材するか?いえ、だって、高校野球の取材が第一だから。

しかし、去年は、なかったと思う。

なんでも・・・、スタジアム周辺の森を、槻の森と言うんだそうな。

槻の森の「槻」と幸運の「つき」をかけて、ツッキー地蔵。

すんごいご利益があるらしい。

 

 

 

トッキー看板.JPG 

頭をよくしたいときは、お地蔵様の頭をなでる。

足を早くしたいときは、お地蔵様の足をなでる。

ホームランを打ちたいときは、お地蔵さんが持つバットをなでる。

強く念じれば念じるほど、願いがかなうと言う。

しかも、それを誰にも言ってはいけない。

実際、スタジアムのきょうの当番校、S高校野球部のマネージャーが

ツッキー地蔵さまに手をあわせ、何かをお祈りしていたのを目撃した。

 

あなどれないぞ! ツッキー地蔵!もとい・・・ツッキー地蔵さま

 

グランドとスタンドは一体です・・・

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打球はキャッチャーの後方に高くあがった。キャッチャーフライか。

しかし打球のコースはバックネットぎりぎり。例えキャッチーが

追いついても、バックネットに当たるかもしれない。

鈍い音とともにバックネットが揺れた。やはりバックネットにあたった。

ファールだ。

突然、守備についてる高校の応援スタンドから歓声があがった。

取材している場所からは見えなかったが、キャッチャーが打球をミットに納めたのだろう。ファインプレーであったが、残念ながらファールだ。

「アウト!」球審の右手が大きく突き上げられた。

すると・・・・

 

 

3回戦9回表.jpg 

 

バックネットの後ろにいた観客が、バックネットを指差し叫び始めた。

「ネットにあたってるよ」1人ではない。見渡すと何人もの観客がネットを指差し、「ファールだ」と叫んでいる。

球審の位置からは、バックネットにあたったかどうかは良く見えない。さらに打球のコースも殆ど変っていない。ネットにあたった音も、応援スタンドからの声援でかき消されていただろう。

このとき、球審は、さすがだった。バックネット裏の雰囲気にすぐ気づき、事態を察知した。そして、1塁塁審と協議を始め、ファールと判定した。

 

バックネット裏の、観客たちの、ファインプレーだった。

 

雨が続くと屋根が欲しい・・・

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梅雨には当然雨が降る。夏の高校野球の地区大会はこの時期に重なる。当然雨で順延というゲームもある。雨の影響がない、ドーム型の球場があれば・・・、そんな声も当然とも思える。

 

ハードオフエコスタジアム新潟が完成した。待ちに待った県立球場の登場だ。今年は準々決勝、準決勝、決勝が開催される。

9年ほどまえ、県立球場の着工が目の前に迫ったとき、どんな県立球場がいいのか取材をした。

 ドーム型にしよう、いや、天然芝がいい、設備はほどほどでいいから同じ予算で何ヵ所か作れないか・・・いろいろな意見が出た。「新潟は1年の半分は雪だ。雪が降るときは使えない。だからこそドーム型であれば一年中使える。野球だけでなく、ほかのスポーツも、そしてイベントも開ける。」アメリカのドーム型球場まで視察に行った人はこう力説した。

「アメリカの話をするなら、球場は英語で、ボールパーク、パークというからには芝生、そう天然芝がいい。大リーグでも、ドーム型のスタジアムの人気がなってきていて、天然芝が見直されている。選手の体への負担も最小限で済む。天然芝は維持管理が難しくお金がかかる。だからこそ県立球場は天然芝だ。」ある野球関係者は訴える。

「立派な設備で大きな球場を作る予算で3つできないものか。プロ野球が開ける明るさの照明で、収容は1万~2万人で充分。これを新潟、長岡、上越の3箇所で作れないものか。」別の野球関係者は続ける。「ドーム型も天然芝もいいけど、使う側になって欲しい。大きな規模の球場なら、使用料はどうなる?高くなる。それじゃあ気軽に使えない。上越や長岡から新潟にやってくるのも大変だ。もっと気軽に使えて、身近な球場にすべきでは。」

 

新潟と同じ降雪地、札幌ドームは、野球場とサッカー場が機械操作で入れ替わる。野球場は極めて天然芝に近い人工芝、サッカー場は国際基準を満たす天然芝。それが、スイッチひとつで入れ替わる。「地面」が動いて入れ替わるのだ。ドームというだけあって屋根ももちろんあり、しかも開閉式だ。

この札幌ドームの建設費はおよそ420億円あまりと言われている。

一方、時代は違うが、ドーム型球場の先駆け、東京ドームは300億円超。そして、ビッグスワンも300億円超。

「地面」が入れ替わる札幌ドームと新潟のビッグスワンの差額は100億円弱、野球専用スタジアムの東京ドームが300億円超。

陸上競技場も併設しているビッグスワンも300億円超。

単純に比較はもちろんできないが、ビッグスワンはお金がかかっているように思える。なぜか。ビッグスワンはもともと沼地だったところに建設された。まず沼地という土質を改良しなくてはいけない。これにお金はかかる。さらに、沼地だったために地下に掘り込めない。殆どのスタジアムのグランドは地面を掘り込んで作る。スタジアムによってはグランドが地下5mのところにある。普段歩いている地面よりグランドの方が低いのだ。でもビッグスワンはグランドが地面とほぼ同じ。地面と同じ高さからスタンドを積み上げていく。屋根のてっぺんまで50m。高層建物となり、当然建設費がかさむ。そんなビッグスワンをドーム型にするといったいいくらかかったのか・・・。さらには、「地面」が入れ替わるとなると・・・。

 

同じ地域に建設された県立球場も条件は同じだ。

 

 

エコスタ.jpg 

ハードオフエコスタジアム新潟。オープニングゲームとなったプロ野球のゲーム中、大雨となってゲームは24分間中断した。しかし、雨があがるとすぐにグランドの水はひいた。あっという間だ。人工芝は、まるで天然芝のように柔らかい。3万人収容、プロ野球も開催できる明るさの照明。室内練習場ももちろんある。これで充分、いや、これがベストな選択だったと思う。

 

おばちゃんの夏・・・

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おばちゃんはいきなり漬物を差し出した。

「これ、きのう漬けたものらっけ、いい感じに漬かってる・・・」

お昼を食べるタイミングを逃し、売店の裏側にあるベンチでカップラーメンをすすっているとおばちゃんが冷蔵庫から漬物を持ってきてくれた。

カップラーメンに、一夜漬けのキュウリとキャベツ。あわなくもないが

あうわけでもない。でも、漬物自体はとってもうまい。それよりなにより、おばちゃんの心遣いが嬉しい。

新潟市中央区の鳥屋野球場。ここで、飲み物などを一手に引き受け

販売しているのがW商店だ。おばちゃんは、このW商店の女性社長だ。ホントは社長と呼ぶべきところだけど、親しみを込めて、おばちゃんと呼びたい。

 

W商店は、毎年夏の大会、この球場で飲み物を売っている。ジュースにお茶、

お菓子、昼時には、パンにおにぎりにカップラーメン。時には焼きそばなんかも売っている。ソフトドリンクは自動販売機と同じ150円。とっても良心的だ。「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」おばちゃんのちょっと低いけどよく通る声が響く。

おばちゃんは高校野球を良く知っている。正確に言えば、高校野球の情報を良く知っているのだ。あそこのピッチャーがいいとか、こっちのバッターがいいとか・・・。みんなお客さんが教えてくれるそうだ。ほんとかどうかは怪しいときもあるけれど・・・。

そして、おばちゃんの高校野球への思いはただひとつ。「悔いのないプレーをしてほしい。勝っても負けても胸を張って球場をあとにして欲しい」何十年も高校野球を見てきたおばちゃんだけに、その言葉には重みを感じる。

 

その日最後の試合が終わって、おばちゃんのところに顔をだした。

昼飯を食べるタイミングを逃し、

おばちゃんとこで、カップラーメンでも食べようと思ったのだ。

カップラーメンをすすっていると、漬物も出してくれた。

 

「いやあ、天気わりっけね。きょうは駄目らて。どうしょば。

だっけ、水商売って言うんらね」

 

おばちゃんはいつものように快活に話している。

 

「ホラ、トマトもあるっけ、食べるけ?」

トマトはさすがに遠慮した。

 

「あさっては、文理と新商と明訓の試合があるっけ、期待らね

 人いっぺはいるっけね」

 

おばちゃんには、おばちゃんなりの「期待」がある。

 

 

 

確かに、いいピッチャーでした・・・

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「いいピッチャーなんだよ。見ていってよ」

監督は、ちょっと紅潮した表情で話す。監督の言葉を裏付けるように

初戦のデータを見ると、8イニングを先発完投。打たれたヒットは6、

失点は  何よりもフォアボールがないのがいい。

 

その学校は、つい数年前までは初戦敗退が続いていた。

県内有数の難関校に合格を果たした生徒たちは、入学後も研究や勉強に

追われる。練習時間は限られる。

しかし、この学校に監督が就任してから変わった。限られた練習時間で

めきめきと力を伸ばし、去年は、創部以来初めて3勝した。

 

 176センチ、右のオーバーハンド。先頭打者にヒットを打たれたが

後続を絶ち、無難な立ち上がりだ。しかし、続く2回。

7番打者にホームランを浴びる。打球は風にものってレフト場外に

消えていった。まさに出会い頭のホームランだ。この一発が効いたのか、続くイニングではフォアボールを連続で与え、満塁のランナーを背負い、レフトへのホームランを浴びた。ゲームは決まった。

 ストレートもいい。スライダーもいい。特に、ストライクゾーンから

ボールになるスライダー。これが決まっていた2回は、相手打者を

内野ゴロに仕留めた。しかし、微妙なコントロールが必要だ。

イニングを重ねるごとに、このボールでストライクを取れなくなった。

微妙なジャッジも影響したようにも思う。

 

 

試合終了後、監督と話をしたくて、探した。でも、

どこを探しても監督は見つからない。

監督に伝えたかった。「確かにいいピッチャーでした」と。

 

 

 

 

監督を探しているとき見つけた。

 

 

看板.JPG 

 

3塁側応援スタンドの入り口。

見上げると、巣があった。

 

燕の巣.JPG 

 

蛍光灯のところに、ツバメが巣を作っていた。

 

 

 

燕アップ.JPG

ヒナたちはもうかなり大きい。巣立ちは近い。

雨が降る・・・

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 雨が降る。そのとき、試合をするのか、それとも中止にするのか、

判断を迫られる。誰が見てもドシャ降り、天気予報も、100%の

雨予報なら、迷うことはない。中止の判断がすぐにできる。

 朝から雨が降ったり止んだり。でも、ときどき晴れ間ものぞく。

かと思うと強く雨が降って来る。でも、5分もすれば止む。天気予報の

降水確率は70%。雨が降る確率が70%なら、雨が降らない確率も30%。どうする?

 

 

雨の球場.JPG 

夏の大会は、いつも天気との戦いでもある。午前9時開始のゲームなら

大会運営の関係者は午前7時前には球場にやってきて、グランド状態を

確認し天気予報も調べる。試合をするのか、中止にするのか、

判断するためだ。

 その日も、こんな天気だった。天気予報は曇り時々雨。午後の

降水確率は70%。大会の運営関係者は頭を悩ます。午前9時の

試合開始を、まずは午前11時半に変更して、グランドの整備を始める。グランドの整備が一通り終わると、なぜか、強い雨が降ってくる。

たちまちグランドには水溜りができる。今度は強い風も吹いてきた。

とても天気が回復するとは思えないが西の空を見ると晴れ間がでている。

 運営関係者は、携帯のサイトを確認している。

雲の動きがつぶさに分かるサイトだ。天気は西から変わるというから、

新潟市より西で雨が降っていたなら、その雨が、やがて新潟市

やってくる。新潟市より西に雲の塊は見えない。

別の1人は、柏崎市の友人に電話をしている。柏崎では、

晴れているという。

もう一度、判断を決めた。午後2時試合開始。

そして、雨は降らなかった。試合が終了する午後4時過ぎには

晴れ間ものぞいた。

 

 誰もが、絶好のコンディションで試合に臨ませてあげたいと

考えている。

でも、時として、自然の力がコンディションを狂わす。

 選手だけではない。みんな、夏の「一瞬」に賭けている。

 

エースの信頼・・・

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「春の練習試合では、ほんとコントロールが良かったんだ」

応援スタンドで話しかけた選手の父親が話してくれた。

「カーブが決め球で、こんなコントロールが悪いなてことは

なかったんだよ。」

 

 

投球フォーム.jpg 

ゲーム立ち上がり、先発マウンドにたったエースは、コントロールに

苦しんでいる。フォアボールでランナーを出し、そして、カウントを

整えるためのストライクでヒットを打たれる。残念だが、典型的な「負け」のパターンだ。

初回の失点もフォアボールがきっかけ。ゲーム中盤の大量失点を喫した

イニングもすべてフォアボールが絡んでいる。

 

ゲームは、結局、6イニングでピリオドが打たれた。

 

「6月くらいからコントロールが悪くなって・・・

 投げれば、投げるほど、コントロールが

効かなくなってしまったんです」

エースは、涙をこぼしながらとつとつと話している。

 

「きょうのゲーム投げたら、負けるから、俺じゃなくて、

ほかのピッチャーでって言ったんだけど、みんなが、エースは

お前しかいない。任せたといってくれて投げたんだけど・・・」

言葉が詰まる。

 

 

 

チームは前日、選手全員でミーティングを開いたという。

エースが、本当の気持ちを打ち明けたとき、全員が、

エースの登板を望み、そして、エースは先発マウンドにたった。

 

君しかない・・・お前しかいない・・・

そんな言葉を体全身で受けとめて、マウンドにあがる投手とは

いったいどんな気持ちなのだろう?

心から湧き上がるやる気・・・それを砕くような不安・・・

そして、チームからマウンドを託される信頼。

 

エースは、涙が乾く頃、帰途に着いた。

すがすがしさを感じさせる笑顔だったそうだ。

 

てるてる坊主が必要です 

 第3試合が終わってしばらくすると、深く立ち込めていた飴色の空から、小粒の雨が降って来た。体がすぐにずぶ濡れてしまうほどの雨ではないが、ちょっと止みそうにない。あすの天気予報も雨だ。梅雨があけるまでは、対戦相手とともに、この天気とも戦わなくてはいけない。

 

午前1120分に始まったゲームは、9回に同点となり延長に入った。

10回表。ツーアウト、ランナーなし。

 バッターボックスには、代打が入った。背番号は8。右手の肘から手首にかけテーピングをしている。テーピングにしては長すぎる。素振りを見る限り、どこかぎこちない。マウンド上のピッチャーが、振りかぶる。振りかぶった右手から繰り出されるボールにタイミングはあわない。

5球目。バットが空を斬り、球審が右手を大きく上にあげた。三振だ。

そして、10回裏、このチームは、サヨナラで負けた。

 

 大会直前。背番号8の選手は、練習中、右手を骨折した。バントの練習中、ボールが右手に強くあたり骨折したという。

「ほんとは、この選手が4番だったのです。」

監督が試合後、話してくれた。

「ほんとうにがんばって練習してきた3年生だったんで・・・もちろん万全の状態ではなかったけど、打席に立たせてあげたかった。ボールに当てるだけでいいと思ったんだけど、やっぱり気持ちがはいったんでしょうね。思いっきりスイングして三振でしたね。」

 

骨折ではなく、せめてヒビだけだったら・・・。

いや、そもそも、骨折などしなければ・・・。

あの選手が骨折することなく、4番のオーダーに入り、

万全の状態で、試合に臨んでいたら・・・。

 

 

スコア改.JPG 

  

「明日から練習です。」監督は続けた。

「去年の躍進を見て、1年生が21人も入ってきたんです。

この悔しさを1、2年生がどう感じるか。負けないチームを作りたいんです。」

 

7月12日(日)大会第2日 1回戦20試合。

20校が、姿を消した。

 

野球パンフレット表紙.JPG

 

今年も熱い夏になりますように・・・

去年の新潟大会決勝後にアップした記事です。

あの熱戦を再び味わってください!

 

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キャッチャーミットに

 

ボールが吸い込まれる澄んだ音。

 

「良しきたっ! ナイスボール」

 

すぐさまキャッチャーの声が聞こえた。

 

エースは、屋内のブルペンで

 

調整を続けていた。

 

エースとキャッチャー、

 

バッテリーの2人しかいない。

 

エースは、黙々とボールを投げ込む。

 

キャッチャーは、そのボールを

 

慈しむように、ミットに収めている。

 

バッテリーのやり取りに

 

決して、触れてはいけない

 

「神聖」なものを感じだ。

 

試合開始まで

 

あと20分。

 

エースは、連投。

 

疲れがないとは絶対言えない。

 

救いといえば、

 

その無理のない投球フォームか。

 

イニングを重ねても、

 

多少は、体への負担がしのげるはずだ。

 

 

エースは、先発マウンドにあがった。

 

1回 11球。

エラーで出塁を許したが

バッテリーを組むキャッチャーがランナーを刺して救う。

 

2回 18球。

4番にヒットを打たれ、フォアボールを出した。

でも、ダブルプレーで凌いだ。

 

3回 11球。

スライダーが決まりだした。

三者連続3振 完璧だ。

 

4回 12球。

先頭打者にヒットを打たれたが、

コーナーを突く配球がきまった。

後続をたった。

 

その裏

バッテリーを組むキャッチャーが

気迫の打球で、ランナーを迎え入れた。

先制の1点。

 

5回 24球。

痛いところでエラーが出た。

タイムリーヒットも浴びた。

同点。

 

その裏

これまで打ちあぐねていた相手投手から

初めてクリーンヒットが飛び出す。

スリーベース ランナーを迎え入れ1点を勝ち越す。

 

6回 11球。

ヒットで出たランナーをまたもやキャッチャーが刺す。

結局 3人でこのイニングを締めくくる。

 

7回 13球。

初めての連打を浴び、再び同点をされる。

このイニングで、100球を数えた。

 

8回 14球。

フライを打たせた。ランナーを出したが危なげない。

 

9回 15球。

フォアボールを出したが、そのあとを三振で締めた。

 

延長戦

 

10回 11球。

エラーでランナーを背負ったが、落ち着いていた。

 

11回 エースが放った153球目。

打球が、センターの芝生に転がる。

1点を勝ち越された。

 

しかし、エースはここで崩れなった。

 

渾身の力をこめ、続く2人を三振で仕留めた。

 

この回、22球。

 

延長11回裏、

この試合、ヒットを打てなかった

キャプテンが右にクリーンヒットを放つ。

エースも続く。

センター前に打球を運ぶ。

 

しかし、

 

最後のボールが2塁に送られ

ゲームセットを迎えた瞬間

エースは、3塁にいた。

 

足元から崩れるように

 

ひざをついた。

 

162球。

 

エースが、この試合で残した証だ。

 

 

 

エースは、

 

閉会式で、無表情を貫いた。

 

それでも時折、大空を仰ぐ。

 

無表情を装っても

 

思わずこぼれてしまう涙を

 

抑えているのだろうか。

 

 

ダグアウトに戻ってきたエースと

 

初めて、握手をした。

 

とても大きな手だった。

 

思ったより、やわらかい手だった。

 

そして、

 

とても、力強い握手だった。

 

 

両チームがスタジアムを去り、

 

大会を運営するスタッフが帰っていた。

 

 

まだ残っているのは、記者たち。

 

スコアを確認する声や

 

キーボードを叩く音が響いている。

 

 

遠くから、ヒグラシの甲高い鳴き声が

 

聞こえてくる。

 

夏は、まだ始まったばかりだ。

 

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ホームページ追記・・・

あれから1年。

エースは、いま、東京の大学野球リーグで

あらためて、「エース」を目指してがんばっています。

 

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新潟テレビ21に、今年も野球本部が設置されました!

準備は万全です。

 

 

 

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