
1943年にオープンした大和新潟店。
6月25日、66年の歴史の幕を閉じました。
開店前の最後の朝礼ではスタッフは、決して涙は見せませんでした。
「最高の笑顔でお客様と今日一日過ごしていただけるように」と。

大勢の買い物客がまるでかつての賑わいを取り戻したようです。
「幼かったころの楽しみだった」
「亡き母と来たレストランがわすれられない」
買い物客にはそれぞれの思い出があります。
賑わいの中刻一刻と近づく終わりのとき。


そして午後7時。
ついに、大勢の客が見守るなか、閉店のときを迎えました。

思い出の一方、重要な問題となるのが跡地の活用。
さしあたって新潟市・新潟商工会議所・地元商店街の3者が
1階部分を大和から借りて、公共スペースとして使うことが決まっています。
8月からは名産品の展示やミニコンサートなどが開かれる予定です。
しかしこれは閉店後のシャッターを下りたままにしないための
緊急避難的な措置で、期限は来年3月まで。
大和側は土地と建物の売却を前提に各方面と交渉進めています。
同じ問題を抱えているのが富山市。


2006年に西武富山店が撤退。
残された空きビルは、市内の一等地にありながら、4年もの間、閉じられたまま。
西武の撤退をきっかけに、人の流れが変わり、
地元の商店街にも、影響が出たといいます。
富山市の森市長は、民間が購入した場合、
自治体の対応には、限界があると話します。
一方で、2007年に、大和富山店が近くに移転したのに伴い
残された「空きビル」は今年に入って、富山市と富山第一銀行が
共同で、再開発を進める方針を打ち出しました。
銀行の本店機能や市の図書館を移転させるほか、
新たに美術館を建設する予定です。
公共施設の移転・建設という方法をとった富山市。
今後の街づくり全体を考えての判断としています。
ビジョンがないために大和撤退やウィズビルも取り壊しになる、
という状況になったと指摘する声があり、行政に頼らず、
市民でビジョン作りをする必要もあるといわれています


「ぶらから古町プロジェクト」。
古町のブランド化、町の色「カラー」を考えようという集まりで
今、話題のツイッターなどを活用した情報発信を検討しています。
今後、いろいろアイディアが生まれてくる中、どう具体化させていくか、
受け皿となる組織をどこがするか、考えることが必要です。
古町地区の商店街でも連携の動きもある
大和の閉店を機に新たな動きがあるのも確か
ピンチをチャンスにすることが求められています。

三条市で自動車部品の金型を作っている鉄工所。
2004年の水害で被害を受けその借金もまだ返せぬうちに
リーマンショックに見舞われた。
7人の従業員は高い技術を持つ職人ばかり 1人でも欠けたら仕事は成り立たないという。 今は週のうち3日休業し、役員報酬をカットしてしのいでいる。 リーマンショックから1年半。 なかなか景気回復の兆しは見えない。 
工場長は、望みを託して去年の総選挙で民主党に一票を投じた。 しかし、残ったのは失望だけ。 今回の参院選では候補者の政策をじっくり聞いて投票するという。


切実な声が聞こえる中、参院選の公示が
いよいよ6月11日に迫っている。
失望の声も聞こえる一方、民主党の支持率は
菅内閣誕生で上昇した。
各立候補予定者は気になる景気回復に、
どのような政策を打ち出すのか。

去年、民主党入りした現職の田中直紀さん。
前回は自民党公認として出馬したことから
労働組合の支持がどこまで広がるか、未知数の中、
応援に駆けつけたのは、やはり妻の真紀子衆議院議員。
真紀子衆議院議員は、「組織もないのでどんどん応援意に入る予定」と話す。


地域ならではの商品を開発し、活性化につなげたいと訴える。

前回は、野党統一候補として無所属で出馬、
初当選したあと、社民党入りした。
これまで連立与党としての実績をアピールしてきたが
社民党が政権から離脱。
労働組合の支援を維持するため無所属での出馬を決意した。

近藤さんの「景気回復策」は
介護など社会保障と、新エネルギー分野での安定雇用の創出だ。

県議を15年間務めたが、全県が選挙区となる参院選では
知名度アップが課題だ。
元代議士らとも連携し、保守層の支持固めにも奔走している。
「景気回復策」としては
住民のために必要な道路整備など
生活密着型の公共事業を推進する考えだ


共産党の新人、武田勝利さんは
自民・民主に対する批判票の受け皿を狙う。
最低賃金、時給1000円を実現して
景気の底上げを図ると主張する。

幸福実現党の新人、笠巻健也さんはリニア新幹線の導入や
ロボット産業の実用化への投資を目指している。
また、無所属で新人の安中聡さんは
日本と海外のパイプ役になれる人材を育て
国際的な経済協力を発展させたいと訴える。


選挙が目前に迫り、各党とも「マニフェスト」を
発表している。
しかし、マニフェストは状況によって変更されるものであり
その内容を鵜呑みにして投票を考えてはいけない。
有権者は各候補者の基本的な姿勢、説明責任能力を
見極めることが必要になる。

湯沢温泉で運行されている観光バス「こころ号」。 通常はプロのバスガイドが乗っている旅館の女将やスタッフなど 地元の人もガイドできるようになろう、という試みが始まっている。 「松泉閣花月」の若女将。 この日は本格デビュー前の「見習い乗務」としてこころ号に乗り込んだ。 もっとも難しいのは車内での案内。 メインのガイドのなぐも友美さんに代わって、 ついに、初めてマイクをにぎるが・・・ 少し話しては沈黙の繰り返し。 反省会では、なぐもさんから厳しい指摘が。 明らかになった勉強不足。 デビュー直前になってなぐもさん指導の下、急遽、勉強会が開かれた。 バスガイドにとって大切なのは、何を話すのかをまとめた「話題帳」だ。 忙しい女将業の合間を縫っての挑戦。 その背景にあったのが低迷する湯沢の観光事情。 富井さんは、この取組みを町全体が一つになるきっかけにしたいという。 やれるだけのことはやった。 そして迎えたデビュー。 よどみなく言葉が出てくる。 勉強会の効果だった。 もちろん、反省すべき点はある。しかし、まずまずのデビューといえた。
乗客からも好評。 1人の名物バスガイドの誕生となったようだ。 今後、富井さんは地元の人だからできる話題を添えながら、 旅館の女将ならではのガイドをしていきたいという。 経験を重ねればそれだけ話題帳も暑くなっていくだろう。 すぐには湯沢の観光の復活のきっかけとまでは行かないかもしれない。 しかし、地元の人たちの取組みが実を結ぶことが期待されている。









制度施行から県内で開かれた裁判員裁判は3件。
5日には3例目の殺人未遂事件の裁判が終了したばかりだ。
今のところ、裁判員を経験した人の意見は肯定的で全国的には、
概ね順調にいっているように見える。
県内での事件数は今のところ少ないなと感じられるが、
現在、対象事件は15件が起訴。今後続々と開かれる予定となっている。
こうした中終了した3例目の裁判。
県内では初めて実名を公表して記者会見に臨んだ。

参加した2人の裁判員の感想は
裁判は夫が妻を殺害しようとした、殺人未遂事件。
妻が借金を繰り返し、更に勤務先で横領していたことを悩み、
無理心中を図ろうとしたものだった。


法廷では積極的に被告人に対し質問を投げかけた
裁判では、被害者である妻も証言。更に、娘の手紙も読み上げられた。
家族は処罰を望まず、早く元通りに暮らしたいと訴える。



それはより「詳しく」理解してもらうために、逆に、説明は「簡単」にすることだった。初公判で、弁護人は被告の立場から、背景や動機を説明する。
この時、弁護人は要点のみが書かれた資料を裁判員配った。
詳細は証人尋問などを通じて理解してもらおうというものだった。
裁判員は、被告人が社会で、そして家族の元で更生することを選んだ。
今回は、被告が起訴内容を認めていたため、
裁判員が検討したのは、「刑罰の重さ」だった。
しかし、事件によっては、より難しい判断を迫られるケースもある。
県内で初めての裁判員裁判は被告人が無罪を主張していたロシア人による
覚せい剤密輸事件。裁判員を務めた男性は「プレッシャー」を感じたという。

裁判員が下したのは「有罪」。懲役10年、罰金300万円の実刑判決だった。
更に扱う事件によっては、「死刑かどうか」の判断を迫られる可能性もある。


これまでの裁判で浮かんだ課題は、
さらに6月14日からは、2009年6月に金融会社の事務員が殺害された
「強盗殺人事件」の裁判が始まる。
「強盗殺人の罪」のの刑罰は「無期懲役」か「死刑」。
難しい判断を迫られるため、裁判員の負担も大きくなる。
この制度は、3年後に見直しも検討される予定だ。
重大事件や凶悪事件の裁判を重ねていけば、
さらに課題が浮かぶことが予想される出てくるはず。
より良い制度にするためにも、裁判員経験者にはから上がる声が期待される。