カレールーには欠かせないスパイス、ウコン。
そのウコンを三条市下田地区で30年間栽培しているのが91歳の山崎一一(かずいち)さん。
山崎さんのウコン栽培を取材してきました。
20mの畑に100株のウコンを栽培。
身長160cmの山崎さんよりも大きいです! 大きいのは栄養たっぷりな証拠だとか。
長男の勢一さんに収穫を見せていただきました。
ウコンと出会ったのは、60歳の定年退職祝いで沖縄旅行に行った時。
沖縄のウコン栽培を見て、自身の健康のため新潟で栽培することに挑戦。
雪が2mも積もる下田でウコンを越冬させる方法を独自に研究し、
10年に渡る試行錯誤の末、納得のいく栽培に成功させました。
加工する道具も山崎さんの手作りです! 加工した粉と錠剤は地元の直売所でも大人気。
そして、山崎さんのウコン栽培は、人気カレー店「三条スパイス研究所」にも影響を与えていました。
4年前に山崎さんに栽培法を教わり、自家製ウコンをカレーに使っているそうです。
さらに、山崎さんのウコンを広めようと、若者たちがウコンシロップを開発中。
「qoio(クオイオ)」というチームで活動する田中美央さんと斉藤翔さん。
紅茶やビールなど、いろいろな飲み物と混ぜられる甘いシロップだそうです。
シロップは商品化する前の試作段階。
試飲した山崎さんは「おいしい」と舌鼓を打っていました。
30年前に始めた山崎さんのウコン栽培がいろいろな形で街に広まっています。
★「農産物直売所 彩遊記」(道の駅「漢学の里しただ」内) 三条市庭月451-1
問:0256-47-2230
営:4月~11月 午前9時~午後4時 12月~3月 午前10時~午後15時
★「三条スパイス研究所」 三条市元町11-63
問:0256-47-0086
営:午前10時~午後8時