2024.11.15「もう限界だ」同級生ら早期救出求める-横田めぐみさん拉致から47年【新潟】
「滋さんの涙を(石破総理が)忘れるわけがない。」
横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されてから、11月15日で47年です。
母校の新潟小学校では、めぐみさんの帰国を願う音楽集会が開かれました。参加した同級生は「もう限界だ」と、早期の拉致被害者救出を強く訴えました。
母校・新潟小学校で遠く北朝鮮にいるめぐみさんを想って演奏したのは、同級生の池田正樹さんと吉田直矢さんです。
■吉田直矢さん
「めぐみさんも13歳から60歳まで北朝鮮から帰ってこられないでいます。こんなひどい話がこの世の中に起こっているわけです。」
47年前の11月15日、中学1年生で北朝鮮に拉致された横田めぐみさん。帰国は果たされないまま、1月に60歳を迎えました。集会では、新潟小学校の卒業生で中学2年生の樋口菜那さんが帰国を願って作った曲『会いたい』を演奏しました。
■寄居中2年 樋口菜那さん
「拉致被害者のみなさんが帰国されるための手段を考えたり実行したりはできないので、それができる力を持った大人たちや政治家のみなさんに、この拉致問題をいますぐ解決してほしい。」
集会の最後には『翼をください』を合唱しました。
■新潟小6年 長橋明里さん(代表挨拶)
「来年こそは、めぐみさんと一緒に帰国を祝う会がしたいです。その日が来ることを信じています。」
母の早紀江さんは、電話で思いを訴えます。
■母・横田早紀江さん
「めぐみのことを覚えてくださって、早く帰りなさいと呼び続けてくださって、本当にありがとうございます。石破総理が命がけで、めぐみちゃんや多くの拉致被害者を取り戻すために、全身全霊で頑張って頂きたい。」
被害者5人が帰国を果たした22年前の記者会見-
父・滋さんの横には石破総理の姿がありました。
■めぐみさんの同級生 池田正樹さん
「会見で横田滋さんは、めぐみは生きていると泣いて訴えていました。その滋さんの涙を(石破総理が)忘れるわけがない。自分ごとのように頑張ってほしい。」
■めぐみさんの同級生 吉田直矢さん
「本当にもう限界。明日(帰国を待つ家族が)どうなっているか分からない。本気度とか緊迫感とか焦り、今すぐと言う危機感を政府に感じられない。本当になんとかしなければいけないと思う。」
16日は、りゅーとぴあで「忘れるな拉致 県民集会」が開かれます。