2023.03.01「新型コロナ融資後」破産 市内大手の呉服店 負債約6億4千万円【新潟】
資料 新潟市
新潟市の呉服店「ヨネカ」が新潟地裁に自己破産を申請しました。負債は約6億4千万円で、新型コロナ対応融資を受けて経営の立て直しを図っていましたがかないませんでした。
民間のリサーチ会社・帝国データバンクによりますと「ヨネカ」は1852年創業・1949年に呉服・婦人服の卸・小売業者として法人改組しました。
県内の呉服店に京呉服を卸す新潟市内トップクラスの店で、結納品や和雑貨を扱う店も新潟市内や村上市で展開し、1989年5月期には年売上高が約16億2千万円となっていました。
しかし、近年の呉服離れや、取引先の呉服店の廃業、さらに新型コロナウイルスの影響で販売イベントなどが中止となり、2022年5月期の年売上高は1億8千万円に低迷。新型コロナ対応融資を受けましたが、経営の立て直しに至りませんでした。去年8月の豪雨被害で村上市の店の集客が落ち込んだことも影響しているということです。
1日に新潟地裁に自己破産を申請。負債は約6億4千万円です。