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2023.11.15「渋谷暴動事件」から52年 犠牲になった県警察官の遺志を継ぎ訓練 中核派の男に12月に判決【新潟】

「渋谷暴動事件」から52年 犠牲になった県警察官の遺志を継ぎ訓練 中核派の男に12月に判決【新潟】
「渋谷暴動事件」から52年
中核派の暴動を警備していた県警の警察官が火炎瓶などで襲撃され殺害された「渋谷暴動事件」から52年が経ちました。県警の機動隊は、亡くなった警察官の遺志を継ぐために訓練を行いました。

県警察学校に集まった機動隊員は52年前に、暴力と戦い倒れた先輩を悼みました。

■県警 佐藤忍関東管区機動隊第五隊長 
「私たちは先輩たちがいたこと、先輩たちが築いてくれた治安の礎、この上に立っていながら今の治安を託されている。訓練の練度を上げて現場での執行力の強化に繋げたい。」

1971年11月14日に東京・渋谷区で発生した「渋谷暴動事件」。
沖縄返還協定への反対運動の中で中核派と警察が衝突。県警の機動隊から派遣されていた当時21歳の中村恒雄警部補は、鉄パイプで殴られたのち火炎瓶を投げつけられ殺害されました。
40年以上逃亡を続け、中村さんを殺害した罪などで2017年に逮捕・起訴された大坂正明被告(74)。10月に開かれた裁判で検察は無期懲役を求刑しています。
関東管区機動隊第5大隊の佐藤大隊長は10月、現場の渋谷区にある慰霊碑を訪れたといいます。

■県警 佐藤忍関東管区機動隊第五隊長
「事件については暴力の度を超えた残忍な行為でありますのでしっかりと裁かれることを願っております。」

裁判は12月22日に判決が言い渡されます。
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