2024.09.11「SNS型」が急増:去年の約4倍…81件、10億円超の被害総額に-金融機関が情報交換会で対策強化【新潟】
「SNS型」が急増
県内では、今年SNSを使った投資詐欺が急増しています。被害の拡大を防ぐため、県内の金融機関などによる情報交換会が開かれました。
情報交換会は、相互に情報を共有してサイバーセキュリティの態勢を強化しようとするもので、県内に本店を置くすべての金融機関が参加しています。11日は、県警の担当職員が県内の詐欺被害の現状や実例などを報告しました。
今年急増しているのは、SNSを通じてやり取りを重ね信頼関係を深めてからお金をだまし取る“SNS型の投資詐欺”や”ロマンス詐欺”。しかし、その大半が金融機関の窓口ではなく、インターネットバンキングでの振込となっているため、未然防止が難しい状況です。
■第四北越銀行リスク統括部 髙橋賢郎副部長
「急に大口の振込があったりなど、気になる取引が判明した場合には、直接お客様に内容を確認させてもらっている。そういったモニタリングを強化し、注意喚起を他の金融機関と連携して続けていきたい。」
県警によりますと、7月末時点でSNS型詐欺の被害件数は、去年の同じ時期に比べ約4倍の81件となっていて、被害総額は10億円を超えています。