• 現在のお知らせはありません。

2022年11月27日(日)本日の番組表

UXニュースNEWS

2022.11.15元副大臣が耳にした『何も話せないから意味がない』横田めぐみさん拉致45年 停滞する日朝交渉 政府の姿勢は【新潟】

元副大臣が耳にした『何も話せないから意味がない』横田めぐみさん拉致45年 停滞する日朝交渉  政府の姿勢は【新潟】
取材に答える 三ツ矢憲生元外務副大臣(10月・東京)
横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されてから45年。20年前の5人の拉致被害者の帰国以降、日朝間の交渉は停滞しています。政府の姿勢は。交渉再開の糸口は。元副大臣や有識者に聞きました。

前回の衆院選に出馬せず引退した三ツ矢憲生 前衆議院議員。第二次安倍政権の2013年、外務副大臣に就任しました。

■三ツ矢氏
「外務副大臣をやっていて そのころ政府が"事態を打開したい"という思いがあったんでしょうから 隠密裏に動いているという状況だった」

2014年5月にスウェーデン・ストックホルムで開催された日朝協議で北朝鮮が拉致問題の調査を約束。これがストックホルム合意です。政府は当時、慎重に日朝協議を進めていたといいます

■三ツ矢氏ーストックホルム合意当時の省内は 
「秘密保持に神経を使っていた。状況報告は私も受けていなかった。大臣と一握りの幹部だけが知っていたと思う。」

しかし、その後、ミサイル発射などを受けて日本が経済制裁に踏み切ったことから北朝鮮は調査を中止。以降、問題解決に向けた取り組みは停滞したままです。
国会で拉致問題について議論するのが特別委員会。三ツ矢氏も与野党間の調整に当たる理事を務めていました。かつては横田さん夫妻も出席し意見を述べたこともありますしかし三ツ矢氏は、当時の政府は消極姿勢だったと見ています。
特に、複雑な思いを持っているのが2020年、横田滋さんが亡くなったときのことです。

■三ツ矢氏
「やっぱり象徴的な存在の方だったので、横田さんがお亡くなりになったことをうけて政府として現状進展がなくても現在どういうことになっているのか、これからどういう取り組みをしていくのか、政府側からしっかり応えてもらいたいという思いが強かった。横田さんに対しては委員長が 委員会でお悔やみの言葉を申し上げたのはあったが質疑は結局おこなわれなかった。残念な思いがした」

野党側とも調整し特別委員会の日程が決まった末、国会の進行を取り仕切る自民党国会対策委員会から「その日程では無理」と連絡があったといいます。明確な理由の説明はありませんでした。

■三ツ矢氏
「拉致問題が進展がないので質疑をやっても政府側としては、はかばかしい答えができない状況だった。それもあってなかなか政府側が応じてこない。ある大臣は立ち話を側聞したが『やったって何も話せないから意味がない』と言っていたのは覚えている。」

横田早紀江さんは11月8日の会見で、やり場のない思いを訴えました。

■横田早紀江さん
「年月が10年・20年・30年となんでこんなに長くかかって、何もわからないのだろうとそういうことばっかり思いながらいる中でいよいよ40年がすぎてしまった。表現のしようがないほどむなしい」

帰国から20年がたった拉致被害者の2人もそれぞれの思いを募らせ、これまでの会見や取材に対し言葉にしています。

■曽我ひとみさん 
「私が日本に帰ってこれた幸せ。その幸せの中で私がやらなければいけないことは救出活動。署名活動にも一生懸命になりやっていくことが私の使命。絶対にそうしなければいけないという強い思いからです。」
■蓮池薫さん
「“なんでこうなんだ”と 北朝鮮に対しても、日本政府に対しても私自身にも『何かもっとできなかったのか』みたいな思いはあるもどかしさから、怒りに少し変わってきているかなと」

北朝鮮について研究している聖学院大学の宮本悟教授は、交渉再開の糸口を探るには、今は厳しい状況と指摘します。

■宮本教授
「現在のところ、一番いい方法というのは、拉致だけに限るんじゃなく、いろんな問題と一緒にパッケージとして、解決しましょうという提案をするということになる。ストックホルム合意ももう10年近く前 現在それが北朝鮮通用するかどうかというと、ちょっと難しいと思う。北朝鮮に対して、制裁をして、北朝鮮から敵国と思われている日本ですから交渉の糸口を見つけるのは相当に難しい。としか言いようがない。」

北朝鮮と関係が深いロシアのウクライナ侵攻。
また、米中関係の悪化なども影響しているといいます。

■宮本教授 ー交渉のチャンスを得るには
「チャンスはあるとすれば北朝鮮が、米中対立が緩和されて、世界がより平和的な状態になってきたというふうに判断したら、日本との交渉にも乗り出すという姿勢を見せると思う。しかし、拉致問題に関して言いますと、なにせ時間がかなり経っておりますので、北朝鮮としても、もはや、それを交渉しようという意欲はどんどん失われていると考えられ」

過ぎ去る年月が、重くのしかかります。めぐみさんは今年で58歳になりました。

■横田早紀江さん
「「とにかく病気にならないで下さい、しょうがないけど元気でいれば必ず道が開けるからといつも思っている」
ページのトップへ