2024.11.05『伝統的酒造り』ユネスコ無形文化遺産に登録見通し:日本酒の魅力、世界へ広がる期待【新潟】
ユネスコの評価機関が「登録」の事前審査結果を勧告
伝統的な酒造り技術である『伝統的酒造り』について、ユネスコの評価機関が無形文化遺産に「登録するもの」とする審査結果を勧告し、登録される見通しとなりました。
『伝統的酒造り』は、穀物を原料とする伝統的なこうじ菌を用いて、近代科学以前の時代から杜氏・蔵人などが手作業の技として築き上げてきた〝酒造り技術〟です。文化庁によりますと、ユネスコの評価機関が『伝統的酒造り』を無形文化遺産の登録にふさわしいとする「登録」の事前審査結果を勧告したということです。
新潟県酒造組合は、「大変嬉しく思う。新潟に関して言えば佐渡金山も今年登録されて、ダブル登録になるので喜ばしい。今インバウンド需要も急増する中、外国の方に興味を持ってもらえるきっかけになればと期待している」とコメントしています。
12月2日から、南米パラグアイで開かれるユネスコ政府間委員会で正式に登録が決まる見通しです。