2025.02.17【サッカー|J1アルビ】約7000人サポーターが声援!樹森アルビ 進化を見せた開幕戦【新潟】
横浜の地に詰め掛けたサポーターは約7000人
今年も明治安田J1リーグが開幕しました。樹森監督のもと、新たな体制で戦うアルビレックス新潟、開幕戦はその進化を感じる熱戦となりました。
■大石悠貴アナウンサー
「やってきました!サッカーJ1・アルビレックス新潟の開幕戦です。その開幕の舞台となる横浜にある日産スタジアムでは、試合開始3時間前ですが多くのサポーターがゲート前に詰めかけています。青のユニホーム・マリノスのサポーターが多い中、オレンジのユニホーム・タオルをつけたアルビのサポーターも多く見られます。」
Jリーグのある日常が…今年もやってきました。
■サポーター
「寝られなかった、ワクワクで。」
■サポーター
「ワクワクと緊張といろんな気持ちが。より攻撃的なシンプルなサッカーが見られるのではないかと思って、いっぱいゴールとかも期待している。」
■サポーター
「(車で)4時間くらいかけてきた。新監督にかわっても、チームスタイルは変わっていないと監督自身も言っているので、自信をもって試合に挑んでほしい。」
■サポーター
「絶対勝ちたい。良い試合になってほしい。アイシテルニイガタ!」
待ちに待った新生・樹森アルビの初陣を応援しようと、横浜の地に詰め掛けたサポーターは約7000人。開幕戦から狙うのは、ただ一つ〝勝利〟です。
■大石悠貴アナウンサー
「気になる開幕スタメンはご覧通りとなりました。注目は、背番号1番の藤田和輝。4年ぶりに新潟に戻ってきたゴールキーパー。今日はどんなプレーでチームを救ってくれるのか注目です。」
開幕の相手は、J1で5回の優勝経験を誇る強豪「横浜F・マリノス」。
〝新潟史上最高へ〟新たなシーズンが幕を開けました。
試合は序盤から進化した樹森アルビのサッカーがさく裂します。
前半13分、華麗なパスワークから長谷川!この積極的な仕掛けでコーナーキックを獲得すると、最後は稲村が触るもここはゴールならず。逆に3分後、マリノスが右サイドから仕掛けますが、開幕スタメンを勝ち取った藤田がパンチング。ピンチを防ぐと26分、待望の瞬間がやってきます。橋本の鋭いクロスから裏を抜けた太田が流し込みゴール。開幕戦でアルビが先制します。
その後も、マリノスゴールに襲いかかるも、前半を1-0で折り返します。
後半も手を緩めず攻め続けます。10分、マイケルのフィードから奥村!こぼれ球に谷口、なかなか追加点を奪えません。すると30分、宮本のこのプレーでPKを献上、冷静に決められ同点に…。開幕戦で勝ち点3を…勝ち越しを狙う最後のプレー。
樹森新監督の初陣はドローに。ただ、新たな進化したスタイルに大きな手ごたえと、自信を得る開幕戦となりました。
■自身初の開幕ゴール 太田修介選手
「新しいチームになって、ずっとキャンプから取り組んでいたところはすごく表現できたゲームだったと思うので、今日得た自信をどんどん次につなげていきたい。」
■4年ぶりに復帰・J1初出場 藤田和輝選手
「(ピッチに)入った時には感極まったものもあったし、この舞台でプレーすることを憧れてきてやっと立てた(J1の)舞台だったので、勝てはしなかったが最低限のプレーはできた。」
■樹森大介監督
「新潟から本当に多くの方が来てくれたので、最後きつい状態になった時でも彼らの声援によって耐えることができたので、本来は一緒に勝ち点3を喜ばないといけないがそれは次節に必ずとっておきたい。」
開幕戦惜しくもドローとなりましたが、強豪相手に多くのチャンスを作り、今シーズンを期待させる試合になりました。この試合のスタッツを確認しますが、ボールの保持率やパス数に関しては、実はマリノスの方が上でした。ただ、効果的にボールを保持していた、効果的なパスを供給していたのはアルビで数字に表れない部分でマリノスを圧倒する場面もありました。
監督が樹森監督に代わって今回が初めてのリーグ戦となりましたが、去年までとの違いなどを感じる部分もありました。
まず『攻撃面』。
キャンプでも縦への速い攻撃・ラインブレイク(裏を抜ける動き)を意識してきたのですが、非常に多く見られました。
去年までのアルビは、後ろから丁寧にボールを繋ぐ印象でしたが、このようにチャンスとみたら後ろから長いボールを入れて、前の選手が相手の裏を狙うシーンが多く見られました。太田選手のゴールはまさにその裏抜け、ラインブレイクで奪ったゴールでキャンプで意識してきたことが見事に発揮されました。この点について、樹森監督も評価しています。
■樹森大介監督
「いい形になった時に、裏へのアクションというのは口酸っぱく言っていたので、そこは出し手も受け手も意識してくれたので、結果しっかりゴールに繋がってよかった。」
続いて『守備面』。
キャンプで意識してきたことはこちらのプレスの強度、ハードワーク。特にこの試合では、前からのプレスが非常に効いていました。相手がボールを回す中で、前から連動してプレスをかけパスコースを限定すると中盤でボールを回収しマイボールにする。このハイプレスがはまり、特に前半はマリノスをシュート0本に抑えるなど、守備でもキャンプの成果が発揮されました。
■樹森大介監督
「今シーズン、良い守備・強度の高いところは出していきたいと話していた中で、選手が臆することなくチャレンジしてくれたところが一番良かった。」
次節は、今週22日(土)にアウェーで、去年J2を優勝した清水エスパルスと対戦します。