2025.02.03【トキエア】2年目のスタート 安定性は?新規就航は?長谷川社長が語る【新潟】
去年1年平均の搭乗率
地域航空会社トキエアが、先週31日で就航から1年を迎えました。2年目の運航に向け、安定性の確保や今後の路線拡大について、長谷川社長が見通しを語りました。
就航から1年を迎え、2月1日に小・中学生を対象にした航空教室など記念イベントを開いたトキエア。
■トキエア 長谷川政樹社長
「将来、航空業界に行ってみたいなどそんなところまでつなげられたら。2年目に入りますが、トキエア社員一同頑張るので、どうぞご支援をよろしくお願いします。」
その後、報道陣の取材に応じた長谷川政樹社長。
年末年始に相次いだ機材トラブルによる欠航について「大勢の利用者に不安を与えた」と改めて陳謝し、2年目の巻き返しを誓いました。
■トキエア 長谷川政樹社長
「繁忙期にこういった形で十分に運航できなかった。本当にマイナスのインパクトとしてあるので、早くリカバリーするように営業努力していきたい。」
トキエアは2024年1月31日に札幌丘珠線を就航させて以降、4月に仙台線、9月に名古屋線を就航。3路線で、これまでに約6万6000人が利用しました。
一方、当初目標を70%としていた搭乗率は、去年1年平均で札幌丘珠線で57%、仙台線で32%、名古屋線で51%にとどまっています。
■トキエア 長谷川政樹社長
「だいたい6割くらいが観光のお客様。便を(週末に)集約させるとか、メリハリをつけた運航をこれから検討していきたい。」
トキエアは先週、航空券予約サイトのエアトリと資本業務提携を結びました。ネット販売や海外の利用者増加に向けて周知を図りながら、経営面でのさらなる支援を求める考えです。
■トキエア 長谷川政樹社長
「2025年度の黒字はかなり厳しい状況。支援いただける企業とは連携しながら、資本も支援をいただけたら。」
今後、4路目となる神戸線は3月30日に、佐渡線・成田線の就航も進めています。
一方、3日も機材トラブルで丘珠線と名古屋線、あわせて4便が欠航。現在、計画的な機体整備のため、中部国際空港の格納庫を借りる契約を進めています。安定運航とさらなる利用者の拡大に向け、トキエアの2年目の運航が始まりました。