25日から湯沢町苗場で恒例の音楽フェス『FUJIROCK FESTIVAL'25』が開幕します。6年前に新人オーディションを勝ち抜いて出演した県出身のバンドが、今度はオファーを受けて再び出演します。夢のステージにかける思いを取材しました。

新潟市を拠点に活動するオルタナティブR&Bバンド『E.scene(イー・シーン)』。メンバーは、ドラム・Yoshinao(ヨシナオ)、ベース・CHIPPI(チッピー)、ボーカル・真琴(マコト)の3人です。

この夏挑む夢のステージ、それがフジロックフェスティバル！苗場の森に大小さまざまなステージが広がり、国内・海外から200組ほどのアーティストがそろいます。

■E.scene Yoshinao(Dr)
「いよいよこのステージに立つのかという実感がわいてきて、本番をイメージしながら練習できるようになってきました。」

結成は2018年。翌年(2019年)にオーディションを勝ち抜き、フジロックで新人バンドの登竜門といわれるステージ『ROOKIE A GO-GO』に出演しました。当時は平均年齢19歳。6年を経て、今度はオファーを受けて出演が決まりました。

■E.scene 真琴(Vo)
「シンプルに続けてきて、みんなが好きなものを続けてきてよかった。」

■E.scene CHIPPI(Ba)
「(2019年に)フジロック『ROOKIE A GO-GO』に出てみて、また次の目標がフジロックになった。『ROOKIE A GO-GO』じゃないステージにそれから6～7年やってきたので、シンプルにうれしかった。」

今は芸能事務所に所属し、全国のライブで腕を磨いています。
それでも拠点は変わらず〝新潟〟－

■E.scene CHIPPI(Ba)
「(Q.なぜ拠点は新潟のままに？)自分が好きで聞く音楽と新潟の気候がマッチする。自分の中で新潟っていう環境で作れる音楽があるなと感じていたので、自然にこの形になった。」

その中で成長の手ごたえを感じています。

■E.scene Yoshinao(Dr)
「自分たちのライブに毎回来て、足を運んでくださる方とか目に見えて増えてきているのがある。ちゃんと自分たちの音楽を信じてやっている結果、お客さんがついてきてくださるのがありがたい。」

出演は、25日夜7時10分から「苗場食堂」というステージ。さらに次のフジロック、さらに大きなステージを目指して盛り上げます。

■E.scene 真琴(Vo)
「私たちにとって原点でもある大事な場所なので不安やプレッシャーもありますけど、それを越えた楽しさを体感してそこにいる方にも楽しんでほしい。」