2024.09.16【参院選|自民党県連】公募による候補者選びに決着:佐藤県連会長が一転撤退で元競泳選手・中村真衣氏を擁立で内定【新潟】
自民党県連・参院選候補者に内定した中村真衣さん(8月)
来年夏の参議院選挙をめぐり、自民党県連は元競泳選手の中村真衣さんを候補者として擁立することを内定しました。県連が実施した公募には、参議院議員の佐藤信秋県連会長も手を挙げていましたが先週末、応募を取り下げ決着しました。
■中村真衣氏
「逆風の中ではあるが私自身、自民党のみなさんと一緒に戦っていければと話した。」
■ 佐藤信秋氏
「一番大事なのは自民党の活性化、新潟県連の活性化。」
自民党県連は8月、公募の最終候補を4人に絞り、約130ある支部の意向を調査した結果、元競泳選手でシドニーオリンピックの銀メダリスト・中村真衣さんが大差で支持を集めました。一方、一部の県議などが公共事業の予算配分など参議院議員として実績がある佐藤信秋県連会長を支持したため、結論が先送りとなっていました。しかし13日、事態は一変。佐藤県連会長が公募を辞退する文書を県連に提出しました。
■自民党県連 岩村良一幹事長
「今こそ新潟県連は、新しい5つの選挙区で一丸となって次期衆院選に対応する必要がある。佐藤県連会長は県連会長の使命を果たすため、党員党友が全力で対応してもらえるよう強い態勢を組むことに専念する。強い意思で英断したことへ感謝と敬意を表したい。」
中村さんは、スポーツの経験を生かした地域振興や少子高齢化などに対応し、新潟から日本を元気にすると訴えます。
■自民党県連 岩村良一幹事長
「知名度もあるし、スポーツをやってきて銀メダリストでもある。将来性を考えているという話も聞いているので、選挙を戦う中で政策論争に打ち勝てる候補として育っていただきたい。」
自民党県連は9月20日の総務会で正式に擁立を決定し、党本部に公認申請する方針です。
一方、中村さんの擁立内定を聞いた立憲民主党の現職・打越さく良参議院議員はー
■立憲民主党 打越さく良参院議員
「どなたが立った(出馬する)としても、裏金政治の全容解明や責任を求める方向にはいかない。古い政治に決別することは、顔を変えても難しい。」
来年夏の選挙に向けて地道に県内を歩き、地域の声を国政に届けたいとしています。