2024.11.07【妻子殺害事件|裁判員裁判】法廷で声震わせ…被告「自分でも自分が許せない」【新潟・南区】
被告「(娘は)とても大切な存在だった。」
新潟市南区の住宅で、妻と当時1歳の娘を殺害した罪に問われている男の裁判員裁判で、被告人が証言台に立ち「自分でも自分が許せない」と話しました。
起訴状などによりますと、新潟市南区の渡辺健被告(31)は、2021年に自宅で妻と当時1歳の長女の首をロープで絞め殺害したとして、殺人など4つの罪に問われています。これまでの公判で、検察は「被告は不倫関係を継続するために各犯行に及んだ」と指摘していました。
7日は、検察・弁護側双方の被告人質問が行われ、検察から事件の数カ月前に『塩化カリウム製剤死ぬ』『看護師実刑免許』など検索していた履歴について、「当時から殺そうと思っていたのではないか」と追及された渡辺被告は「なぜ調べたのか自分でもよく分からない」と殺意を否認しました。
一方、弁護人から春香さんに対して、今どう思うかを聞かれると「妻は何も悪くなく、ただただ自分勝手で申し訳なく思っている。もっと、ちゃんと妻のことを見つめていればよかった」と答えました。また、当時1歳だった長女・純ちゃんについては「とても大切な存在だった。自分でも自分が許せない」と声を震わせながら話しました。
判決は、11月22日に言い渡される予定です。