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2023.08.29【愛される老舗】夫婦二人三脚「こだわりの」家庭の味 惣菜がメイン?の精肉店【新潟・胎内市】

【愛される老舗】夫婦二人三脚「こだわりの」家庭の味 惣菜がメイン?の精肉店【新潟・胎内市】
肉工房ミナガワ 自慢のメンチカツ
地域に愛される様々な老舗。胎内市にある、総菜が人気の精肉店を訪ねました。そこには昔から変わらない手作りの味と家族の力がありました。

店を訪れる客の声は…
■お客さん
「ここが頼りです。」
「手作りだから。私は好きです。美味しいです」
「通いたくなるお店です」

そのお目当ては、黄金色の衣が光る、総菜です!
胎内市にある「肉工房ミナガワ」。店主の皆川敏雄さんと、妻の恵子さんが24年前にオープンしました。

■皆川恵子さん
「『肉工房ミナガワ』でお肉のお店なんだけれど、惣菜をメインにしたお店をやろうということで。それは私の強い思い入れで。看板もお惣菜の方が先になってる。肉と惣菜じゃなくてお惣菜とお肉のお店」

総菜を作るのは、主に恵子さんが担当。敏雄さんは店頭に立つことが多いそうです。

■皆川敏雄さん
「私はお店の看板なんですよ、この顔は。時間があればいつでも。袋に詰めたり、話したり、好きなんですよね。お客様と接するのがね。」

人気No.1のコロッケや、ジューシーなひき肉がぎゅっと詰まったメンチカツなど、自慢の総菜は、毎日15種類ほど並びます。毎朝6時ごろから仕込みをはじめ、その日に売る分だけを手作りするそうです。

■皆川恵子さん
「油も軽い油を使っている、あまり胃もたれしないように。作り置きはなるべくしないようにして、コロッケのじゃがいもを蒸すのも朝蒸して今作っている。お客様が来てくださるともっともっとと思っちゃうよね。」

県産の豚肉を使ったトンカツは午前中で売り切れることがあるほどの人気商品。

■皆川恵子さん
「1枚100gくらいの厚みをつけていますからね。大人が食べても十分ですよね。もっと厚いのをという注文もあるんですよ。200gとかこんな厚くしてとか、どうやって食べるのかなと思う。」

オーダーがあれば肉の厚さを変えて揚げてくれるそうです。
ミナガワの味を求めて。午前中から次々とお客さんが訪れます。

■お客さん
「50mくらい先だから。ここが頼りです。」
「ここのだけしか買いません」
「特別好きなのは手羽先のピリ辛。ビールのつまみに美味しい。年いって油っこいものは食べないけど、あれは好き。1番好きかもしれない」

村上市から通う常連客が取り出したのは、スタンプカード。

■常連客
「溜まっていましたね!ちょうどよかった」

全てたまると、500円引きとして使えるそうです。

■常連客
「美味しいです。揚げ物だけど全然油っぽさがなくて、もともとお肉も素材がいいからすごくジューシーな感じでいただいいています。メニューも結構変わるんですよね。その辺が来た時に今日は何があるのだろう?と楽しみが。それでたぶんちょっとずつスタンプがたまって嬉しさが倍増する」

戦後まもなく、敏雄さんの父・藤松(とうまつ)さんが「皆川精肉店」を創業。当時、中学生だった敏雄さんも、毎日のように店を手伝いました。

■皆川敏雄さん
「商売屋だから。手伝いは当たり前だった時代ですからね。掃除、掃き掃除から何まで配達あれば配達行ったりね」

心の中に60年前の思い出の味が残っています。

■皆川敏雄さん
「昔カレーを作ってもらったときね。カレーライスね。豚の骨で出汁をとってそんな風なカレーを食べたことある。その骨についていた肉をよく煮たやつね、それを美味い美味いと食べた記憶は残ってる。」

敏雄さんは恵子さんと結婚し、自分たちの店「肉工房ミナガワ」をオープン。目指したのは「家庭の味」です。

■皆川敏雄さん
「やりたい、やってみたいっていう風な気持ちが強かったもんね。2人で相談してね。割とすんなりでしたね。後押しもあったかも。」
■皆川恵子さん
「家庭料理の延長みたいな感じで始めたのでね。今日食べたけどまた食べたいよねって思ってもらえるようなのをね。家庭でも同じ。どこのお母さんたちも、お母さん今日美味しかったよ、また作ってねって言われたらきっとみんな嬉しいと思うので。それを大事にしていきたいと思いますよね。」

夫婦二人三脚。そんな2人の姿を、そばでみてきたのが娘の美香さんです。

■娘・美香さん
「両親がこういう仕事をしていて、お客様に喜んでもらえている姿をみていると、いいなと思って。自分たちにこんな風にできるのかなと思うけれど、できることをやっています。」

美香さんの夫・秀雄さんも、開店当初から店を手伝ってきました。夫婦の絆、家族の愛が”ミナガワ”の看板を守っています。

■皆川恵子さん
「なくてはならない存在ですよね、欠けてはならない、この店にとっても私にとっても。私も頼りにしているんですよ。いつも一緒にいるけれど、主人がそこにいるっていうだけでいい」

地域で愛され続けるように・・・この味を大切につないでいきます。

■皆川恵子さん
「できればなるべく、この形を残していきたいとは思いますけどね。私たち体力的なものもあるしね。娘、息子夫婦もきっと大変なことは色々あると思うけれど、なるべくね、私たちも元気な間は手伝いをしてね。」
■皆川敏雄さん
「邪魔にならないように((笑)」
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