2025.03.21【戦後80年】山本五十六の苦悩を描く 長岡の中学生“演劇”を通し平和を学ぶ【新潟】
生徒たちは劇を通して戦争の教訓をつなぐ
終戦から今年で80年を迎える中、長岡市の中学生が太平洋戦争を舞台にした演劇に挑戦しました。生徒たちは、劇を通して平和への思いを新たにしていました。
■山本五十六役
「アメリカに攻撃を仕掛ける?日本はアメリカと戦争することになるぞ。そうなれば日本は確実に負けることがわからないのか?」
劇の主人公は長岡市出身の海軍大将・山本五十六です。開戦前にアメリカとの戦争を避けようと国際協調を望んでいましたが、命令により戦争に挑まざるを得ない五十六の苦悩が描かれました。
■山本五十六役
「ここで攻めなければ日本に空襲が起きてしまい、多くの国民を失ってしまうこととなります。そのため、今すぐに攻撃しなければならないのです。」
演じたのは長岡市立南中学校の2年生で、これまで平和学習として戦争や長岡空襲などを学んできました。
■山本五十六役を演じる 松村あかりさん
「(山本五十六が)戦争しない正解への道を導き出そうとしていたのがすごいと思った。私たちがいろんな人に戦争について伝えていければ。」
■座長を務める 渡邊ねゆさん
「平和がどれだけ大事なのかを、すべての人がわかることが大事。これからも忘れず日々を過ごしていきたい。」
今年で戦後80年。
戦争を経験した人が少なくなるなか、生徒たちは劇を通して戦争の教訓をつないでいきます。