2024.09.23【特集|新たな特産品を】米粉プリンでスタートアップ:夫婦で開発した新フレーバー【新潟】
完成!「越後おこめぷりん・塩こうじレモン」
南魚沼市の新たな特産品を目指す〝米粉プリン〟。米粉にする新米の収穫が進み、新しいフレーバーも完成しました。
実りの秋 。南魚沼市の小野塚大悟さんの田んぼでも、魚沼産コシヒカリの収穫が進んでいました。今年は豊作。品質も上々です。
■ミライス 小野塚大悟さん
「今年のコメは、米粉にしてもプリンがもっとモチモチになるようなコメになったんじゃないかと思う。」
自慢のコメで作るこだわりの米粉。小野塚さんはスタートアップ企業を立ち上げ、米粉を使ったプリンを開発しました。南魚沼市の新たな特産品を目指す『越後おこめぷりん』です。
■ミライス 小野塚大悟さん
「自分のコシヒカリに付加価値をつけて加工して、六次産業化してもっと違う展開ができないかと思ったのがきっかけ。」
7月から、地元の道の駅で販売。売り切れる日も多く上々の滑り出しです。
販路拡大が今後の課題の一つ。25日まで新潟伊勢丹で開催されている南魚沼市の物産展に出店しています。笹だんご味とプレーンをそろえて、地元を遠く離れて初めての販売です。試食を勧めてPR。
すると手に取ってくれる人もー
■買い物客
「本格的なプリンぽくてよかった。」
■ミライス 小野塚大悟さん
「今回初めて南魚沼の地を飛び出して、新潟市に販売に来させていただいているので、かなりなステップアップかと思う。」
新商品の開発には、夫婦で取り組んでいました。レモンピールと塩こうじを混ぜたソース。妻・美佳さんのアイディアです。
■妻・美佳さん
「塩こうじ単体だと物足りなさがあったので、それを補いつつ、おこめぷりんの甘さを引き立てたかったので。そこでカギになるのが酸味かと思った。」
2人とも、飲食関連の仕事の経験はありません。お互いに試食を繰り返し、試行錯誤して仕上げてきました。
■ミライス 小野塚大悟さん
「プリンとレモンて合うのか、正直懐疑的なところはあった。何度かテストして、ちょっと偉そうなんですけどこれじゃちょっと足りないんじゃないの、もうちょっとこっちのほうがいいじゃないの、と。」
夫のスタートアップに妻の思いはー
■妻・美佳さん
「不安はありました。ただ、芯のある人なので、やると言ったことはやるのはわかっているので、やると言ったらやる人なので、そこは応援の気持で。」
2人でたどり着いた納得の味。
『越後おこめぷりん・塩こうじレモン』は、20日から南魚沼市の道の駅・南魚沼「雪あかり」で販売しています。今後は、冬の観光シーズンに向けて湯沢町への販路拡大を目指しています。