今季、最強寒波によって市民生活に大きな影響が出ています。
県内では、4日から断続的に雪が降り続き、魚沼市守門で積雪が280cmを超えました。新潟市中心部でも雪の降り方が強まっていて、帰宅時間の交通を直撃しています。

今シーズン一番のまとまった降雪。

■庭山陽平記者
「ホワイトアウトですね、視界がかなり悪いです。対向車も車のヘッドライトをつけてないと見えづらい状況です。」

5日、山沿いでは景色が一変しました。

■庭山陽平記者
「積雪276cmの魚沼市守門です。昨日の夕方から一晩かけて30cmほどの雪が降り積もりました。こちらは家庭ごみの集積場所ですが、分厚い雪の壁に囲まれて“かまくら”のようになっています。」

■住民
「(雪が)すごい。こんな降ると思わなかった。続けて降られると嫌になる。」

積雪が3m近くまで急増した魚沼市守門。

■庭山陽平記者(5日午前11時ごろ)
「こちらの車庫は、3m近くの雪が上に積もっているようにみえます。こうして道路を歩いてみても雪の壁が高すぎて、ほとんど周りが見えないです。」

■住民
「会社に出勤する。運転しようとしたが、雪が多くて車を止める場所がなかったので、家に車を置いて歩いて来た。」

日中も雪が降り続き、取材で使う車も…

■庭山陽平記者
「(車を止めて)2時間ほど取材に出ていましたが、2時間でこれだけの雪が積もっています。どんどん降り積もっていきます。」

■住民
「出かけられませんもんね、このくらい降ると。予定があったが諦めて家にいることにしました。」

市民生活に影響が出始めています。

■庭山陽平記者
「こちら遮断機があるので踏切ということはわかるんですが、雪が積もって、どこが線路なのかまったくわからない状態です。」

JR只見線の小出駅から福島県の会津坂下駅の間は、終日運転見合わせとなりました。


大雪の影響は『高速道路』にも…

■富沢菜々アナウンサー
「正午から作業員の方が、会津方面通行止めと書かれたボードを持って立っています。磐越道の安田ICから磐梯熱海ICの間で通行止めが始まりました。」

NEXCO東日本は、正午から磐越道の安田ICから磐梯熱海ICの間で立ち往生などを防ぐ【予防的通行止め】を実施しています。安田ICの入り口では、作業員から説明を受け引き返す車両が見られました。
同じ時間に磐越道に並行する国道49号も通行止めとなりました。

■富沢菜々アナウンサー
「国道49号の一部では今、通行止めが行われています。その間にも車が入ってきていまして、警備員の方に通行止めの案内を受けています。」

新潟と福島を結ぶ大動脈が同時に通行止めとなり、足止めされるトラックも見られました。

■福島に向かう途中のドライバー
「(荷物を)積んでいるから下ろしにいかないといけないけど、下ろしに行けない。諦めるしかない。」

■福島に向かう途中のドライバー
「(仕事への影響は)あるがどうしようもない。高速道路も通行止めだから待っているしかない。」


このあとも波の高い状態が続く見込みで、佐渡汽船のカーフェリーはこのあとの2便が欠航。6日(木)はジェットフォイルの全便欠航が決まっています。

こちらは5日(水)午前の新潟市中央区。
積雪はありませんでしたが、午後になると…視界が悪くなるほど雪が降る時間帯も。気象台は、6日(木)夕方にかけて大雪による交通障害に警戒するように呼びかけています。