2025.03.10【柏崎刈羽原発】テロ対策施設の完成延期「後出しじゃんけんくらいお粗末」住民から厳しい声【新潟】
「工事の規模が大きく、内容の変更も多く、工期が見通せなかった」と釈明
東京電力が柏崎刈羽原発7号機のテロ対策施設の完成時期を大幅に延期したことについて、原発周辺住民の意見交換の場で批判の声が上がりました。
7号機のテロ対策施設は3月中に完成予定でしたが、2029年8月に延期されました。設置期限の2025年10月以降は完成まで運転できません。
5日の『地域の会』では、住民の代表から東電への厳しい声が上がりました。
■地域の会 本間保委員
「4年も延びるのは前から分かっていたと思うが、なぜ公表しなかったのか。」
■地域の会 星野俊彦委員
「間に合わないのは『後出しじゃんけん』くらい、非常にお粗末な企業。」
■柏崎刈羽原発 稲垣武之所長
「基本的には特重施設(テロ対策施設)が無くても、SA設備(重大事故等対処設備)を使うことで重大事故は防止できる。」
柏崎刈羽原発の稲垣所長は「工事の規模が大きく、内容の変更も多く、工期が見通せなかった」と釈明しました。