2025.06.11【柏崎刈羽原発】開催方法に波紋「みんなが納得できる形で」再稼働をめぐり知事が意見を聞く公聴会【新潟】
「率直な意見を聞くため」として音声のみをオンラインで配信
柏崎刈羽原発の再稼働について、花角知事が県民の多様な意見を聞く場として開かれる『公聴会』。その開催方法が波紋を呼んでいます。
6月29日の柏崎市から始まり、8月末にかけて5回開かれる公聴会。公募で選ばれた公述人が賛成・反対・条件付き賛否の立場から意見を述べます。県は、「率直な意見を聞くため」として音声のみをオンラインで配信し、会場は公表しないとしています。
公聴会としては異例の形式となるため、報道各社は「第三者の目が一切入らない形では真実性が担保できない」などとして公開を求めています。
花角知事は11日の会見で、「県は公述人を把握しているので、全くの匿名ではない」として次のように述べました。
■花角英世知事
「自由な意見を披露できる環境を整えることが必要。画像で特定されることを避けたい人がいるということだと思います。」
一方、公述人の了承を得られた場合は音声以外を公表する考え方もあると述べました。
■花角英世知事
「多くの皆さんが納得できる形で、(県担当者と)実務的にやりとりを続けてください。」
公述人を選ぶ委員会は、6月20日に開かれます。