告示まで1週間を切る中で、反原発を訴える新人が名乗りを上げました。
任期満了に伴う柏崎市長選挙に、反原発の市民団体で共同代表を務める阿部由美子さんが出馬することを表明しました。

■阿部由美子氏
「柏崎刈羽原発を動かすことに不安のある人、東電に不安のある人、今の柏崎市政に納得がいかない人、みなさんの思いを一緒に突きつけるため立候補します。」

出馬を表明したのは、反原発の市民団体「プルサーマルを考える柏崎刈羽市民ネットワーク」の共同代表を務める阿部由美子さん(62)です。阿部さんは、柏崎刈羽原発で事故が起きた時、避難できないとして再稼働に反対しています。
柏崎市長選を巡っては、複数の反原発の市民団体が統一候補の擁立を目指しましたが、断念していました。

■阿部由美子氏
「投票先がない(無投票)はどうなのかと思って、仕方がないと思って立候補した。原発を再稼働しないとはっきりと決めたら、今とは違う明るい未来が開けると信じている。」

このほかに、原発再稼働を条件付きで認める現職の桜井雅浩市長が出馬を表明していて、一騎打ちの選挙戦となる見通しです。柏崎市長選は、11月10日告示、17日投開票です。