2025.02.04【気象予報士が解説】大雪のピークは5日(水)から、ホワイトアウトにも注意【新潟】
平地も大雪の恐れ
現在の積雪の状況は、4日(火)午後5時時点で最も多くなっているのが魚沼市守門で239cm、次いで津南町で236cmなど。また糸魚川市能生でも39cmと、沿岸部でも積雪が急増している所があります。
ただし、大雪のピークは5日(水)からとなりそうです。
■今後の雪の降り方
4日(火)夜9時は広く雪が降りますが、特に上越の各地と中越の山沿いで降り方が強まるでしょう。夜間も広く雪で、上・中越を中心にさらに積雪が増えるでしょう。日中も雪は絶え間なく降り続き、5日(水)午後になると新潟市や佐渡市も真っ白で普段雪が少ない地域でも降雪が強まるため、注意・警戒が必要です。
■今後の寒気予想
5日(水)は大陸にあるさらに強い寒気が南下し、5日(水)午後には-42℃以下という滅多にない強烈な寒気が県内付近に入ってくる見込みです。5日(水)夜が一旦寒気のピークとなり、広い範囲で大雪になりそうです。
■12時間ごとの予想降雪量
4日(火)夜から5日(水)朝にかけて、上越と中越の山沿いの多い所で最大60cm、また上越市と長岡市周辺でも40cmの大雪に。新潟市周辺や佐渡市でも半日で15cmの雪が降る見通しです。
さらにその後、5日(水)朝から夕方にかけては、全県的にさらに降雪が強まるでしょう。山沿いでは、多い所でさらに60cm。上越市と長岡市周辺では40cmの予想です。新潟市周辺は、さらに20cmなど普段雪が少ない地域でもまとまった積雪になりそうです。
■24時間ごとの予想降雪量
4日(火)夜から5日(水)夕方にかけての24時間で、山沿いでは70~100cm、平地でも40~50cmと大雪になるでしょう。下越の平地には新潟市も含まれます。
その後、5日(水)夜から6日(木)の夕方までの24時間でも同じくらいの降雪が予想されていて、最も多い所では2日間で200cmの危険な大雪になりそうです。平地でも2日間で100cm前後の降雪が見込まれ、さらに積雪が増えそうです。
5日(水)はさらに警報級の大雪のエリアが広がり、交通への影響も拡大する可能性があります。立ち往生が発生する恐れもあります。車の運転は、できる限り控えてください。