2025.02.05【気象予報士が解説】強い寒気は6日も居座る 引き続き大雪に警戒が必要【新潟】
予想降雪量
5日(水)午後5時は、日本海から県内にかけて発達した雲の帯が見られます。これが、大雪をもたらす〝JPCZ〟です。このJPCZに伴う発達した雪雲が流れこんで、積雪が急増している所があります。
■各地の積雪(5日(水)午後5時時点)
最も多くなっているのは魚沼市守門で285cmと、3m近い雪が積もっています。その他の山沿いでも所々で2m近い積雪を観測していますし、上越市高田や長岡市など市街地でも50cm以上の雪が積もっています。
すでに広く大雪になっていますが、6日(木)もさらに積雪が増えそうです。
■今後の寒気予想
5日(水)夜9時は、-42℃以下の強烈な寒気が県内付近に流れ込んでくるでしょう。6日(木)は、強い寒気が一時的に北上していく見込みですが、それでも雪が降る目安の寒気が、6日(木)夜にかけて県内付近に居座る見通しです。
6日(木)も、県内には断続的に雪雲が流れこみ続けるでしょう。
■今後の雪の降り方
5日(水)夜9時は全県的に雪で、平地も含めて所々で降雪が強まりそうです。日付が変わると、雪が強まるのは山沿いが中心になりますが、6日(木)通勤通学の時間帯は長岡市や上越市など平野部でも雪が強まるでしょう。
そして、日中は強弱を繰り返しながら各地で6日(木)夜にかけて雪が降り続き、さらに積雪が増えそうです。また、6日(木)も風の強い状態が続くので、ふぶいて見通しの悪くなる所がありそうです。
■今後の予想降雪量予想(5日(水)夜から6日(木)夕方までの24時間)
平地:40~50cm
山沿い:80~100cm
佐渡:20cm
その後、6日(木)夜から7日(金)夕方までの24時間では、平地ではさらに最大40cm、山沿いではさらに最大70cmの雪が降りそうです。
4日(火)から5日(水)にかけては、大雪の中心は上越と中越でしたが、6日(木)・7日(金)の2日間では中越と下越になる見通しです。普段雪が少ない下越の平地でも、2日間で100cm近い雪が降りそうです。交通障害や停電など、くれぐれもご注意ください。