2025.02.14【気象予報士が解説】来週〝大寒波の襲来〟日ごとに大雪エリアが変化、平地も大雪の可能性:週末のうちに備えを忘れずに【新潟】
週末のうちに備えを忘れずに
気になる週末の天気はどうなるのか、気象予報士が解説いたします。
■15日(土)・16日(日)の予想天気図
15日(土)は、日本付近は広く高気圧に覆われる見込みです。一方、16日(日)は大きな気圧の谷となって、湿った空気が集まりやすくなるでしょう。
県内は、15日(土)一時的に晴れ間が広がるものの、16日(日)午後は所々で雨が降りそうです。
■15日(土)・16日(日)の予想最高気温
平地では10℃近くまで上がるところが多く、山沿いも8℃前後の予想です。広く3月中旬並みの予想で、各地で厳しい寒さが和らぐ見込みです。ただ、気温が上がることで雪崩や落雪の危険性が高まりますので要注意ください。
このように、15日(土)・16日(日)は気温が上がる一方、来週は強烈な寒気が流れこんできそうです。
17日(月)夜には大雪の目安となる-12℃以下の寒気が県内付近まで下りてきます。この強い寒気は18日(火)以降も居座る見通しで、前回より長い期間、大雪に警戒が必要になりそうです。まさに【大寒波の襲来】と言えそうです。
■来週以降の天気予報
週明け17日(月)以降は、各地で雪の予報が続いています。強弱をつけながら雪が降り続きますが、日ごとに大雪になるエリアが変わりそうです。平地でも大雪になる日がありそうですから、こまめに気象情報を確認することが大切です。
期間の長い寒波の時には電気が止まる可能性があるため、防寒具や照明を準備しておきましょう。冷え込みが強い日には、水道の凍結対策も必要です。また、物流が止まる可能性もあるため、天気が穏やかなうちに普段より少し多めに食料や燃料を確保しておくと安心です。
前回の寒波で大丈夫だったからと油断することなく、できる備えは週末のうちに済ませましょう。