2023.09.05【気象予報士が解説】猛暑・乾燥一転して突然の大雨 元台風12号の湿った空気が影響 6日も大雨・土砂災害警戒【新潟】
糸魚川市では土砂災害警戒情報が発令
【気象予報士が解説】
糸魚川市では大雨により土砂災害の危険度が高まっていて、5日午後6時半時点で、土砂災害警戒情報が出ています。崖の近くなどにお住まいの方は市の避難指示に従って、安全な場所に移動するようにしてください。
さらに、6日はより広い範囲で雨となりそうです。予想天気図を見てみると、前線が次第に本州付近を通過していく見込み。四国付近には元台風12号だった熱帯低気圧の湿りが残っていて、これが前線に向かって流れこみ、県内は各地で雨となり、雷を伴って激しく降る所もありそうです。
6日の雨の降り方の予想を見てみると、朝6時の時点で既に広い範囲で雨となりそうです。その後も雨が降り続き、時折強まる所もあるでしょう。夜遅い時間になっても雨雲がかかり、6日は傘が手放せない一日になりそうです。
6日午後6時までの24時間で予想される雨の量は、上越で120mm、中越や下越・佐渡で100mmとなっています。
元台風12号の湿った空気が原因の雨のため、予想以上に雨雲が発達して、大雨になる可能性があります。低い土地の浸水や川の増水、土砂災害などに注意・警戒が必要です。