2024.09.10【気象予報士が解説】10日はフェーン現象が起こり猛烈な暑さ-台風が相次いで発生する可能性も【新潟】
11日も厳しい残暑に
10日はフェーン現象が起こり、9月とは思えない暑さになりました。最も暑くなったのは、新潟・秋葉区で37.2℃を観測し、全国1番の暑さになりました。そのほか、長岡市や三条市などでも体温並みの猛暑になりました。今夜も気温が下がりにくく、各地で熱帯夜になりそうですので、夜間の熱中症にもご注意下さい。
さて、台風が発生しそうです。現在、24時間以内に台風になりそうな熱帯低気圧が2つあります。東シナ海の熱帯低気圧は台風になったあと、すぐに大陸に上陸し、12日にはまた熱帯低気圧に変わる見込みです。
一方、日本の南の熱帯低気圧は、週末に沖縄に接近する見通しです。長い時間をかけて海の上を進んでくるため、発達する可能性があります。台風が離れていても、秋雨前線の活動を活発にすることもありますし、本州に接近するかどうかも含めて今度の動向に注意が必要です。
11日の県内は、『空模様の変化』に注意が必要です。本州付近は、高気圧と高気圧の間の気圧の谷となって、湿った空気が流れ込みやすくなるでしょう。県内は晴れ間の出る所もありますが、変わりやすい天気で所々にわか雨がありそうです。
11日の天気の移り変わりを見ると、朝6時は朝から雲の多い天気で、佐渡でにわか雨があるでしょう。その後も雲が広がり、午後は所々で雨が降りそうです。夜は天気が回復する所もありますが、下越や佐渡は雨雲が残る所があるでしょう。
そして、11日も厳しい残暑になりそうです。予想最高気温は、32℃前後の所が多くなるでしょう。10日よりは3℃ほど低くなるものの、それでも真夏並みの暑さとなりますので、引き続き農作物の管理や熱中症などに、注意・警戒をしてください。