2024.09.19【気象予報士が解説】20日以降も秋雨前線が停滞し、大雨続く:土砂災害には一層の注意・警戒を【新潟】
土砂災害には一層の注意・警戒を
新潟市の朝は雨が強まり、そのほかの各地も発達した雨雲の流れ込んだ所がありました。19日朝の上越市では、視界が白っぽくなるほどの強い雨が降っていました。
19日午後5時までの24時間で降った雨の量は、魚沼市大湯や小出で120mmを超えて、9月の観測史上最大の雨量となりました。その他も、上越や中越を中心に所々で大雨となりました。
そして、20日も大雨に注意・警戒が必要です。午前9時の予想天気図では、北海道付近の低気圧や日本海にのびる前線に向かって、元々台風だった熱帯低気圧などから非常に暖かく湿った空気が流れこむでしょう。県内には、断続的に活発な雨雲がかかり、大雨となる所がありそうです。
20日の雨の降り方は、日付が変わる0時ごろは下越や佐渡で雨となり、やや雨脚の強まる所もあるでしょう。夜間は、下越と佐渡で本降りの所があるでしょう。
20日の通勤通学の時間帯は、全県的に雨となりそうです。そして、日中は下越や佐渡を中心に発達した雨雲がかかり、夜にかけて各地で雨の降りやすい状態が続くでしょう。
20日午後6時までの24時間で予想される雨の量は、下越で120mm、上・中越と佐渡で80mmとなっています。特に下越で雨量が多くなる予想ですが、そのほかの各地も19日の大雨で、すでに地盤の緩んでいる所がありますので、土砂災害には一層の注意・警戒が必要です。