2024.11.29【気象予報士が解説】30日も引き続き“大雨に警戒”が必要、雪の予想も【新潟】
引き続き“大雨に警戒”を
29日も雨が降ったりやんだりと、変わりやすい天気となりました。午後5時までの24時間で降った雨の量は、村上市高根で100mmを超えたほか、下越を中心に雨量が多くなりました。
これまでの雨で、地盤が緩んでいる所があります。
現在、新潟市・長岡市・柏崎市・新発田市・村上市・燕市・佐渡市・胎内市・弥彦村・刈羽村に【土砂災害に関する大雨警報】が発表されています。そのほかのエリアにも【大雨注意報】が出ています。29日夜も雨が降りやすく、雷を伴う所があるでしょう。落雷やアラレにもご注意ください。
そして、30日も傘が手放せない1日になりそうです。
午前9時の予想天気図を見ると、日本付近は西高東低の冬型の気圧配置となって、上空に寒気が流れこむでしょう。県内は大気の不安定な状態が続き、断続的に雨の降り方が強まるでしょう。風が強まり、荒れた天気になる所もありそうです。また、山沿いでは雪になる所もあるでしょう。
今後の雨の降り方を見ていくと、29日夜9時は、下越・佐渡を中心に雨が降り、雨脚が強まる所があるでしょう。夜間も広い範囲で雨となり、30日朝も本降りの所がありそうです。その後、日中から夜にかけても強弱を繰り返しながら雨が降り続くでしょう。
30日午後6時までに予想される雨の量は、上・中越で最大100mm、下越で80mm、佐渡で40mmの予想です。
一方、山沿いでは雪の降る所がありそうです。
予想降雪量は、29日夜から30日朝にかけて、上・中・下越の山沿いで最大5cmの雪の降る所があるでしょう。その後、30日朝から夕方にかけて妙高市や湯沢町・十日町市・魚沼市周辺で最大5cmの雪が予想されています。うっすら積もる所もありそうです。路面状況の変化にご注意ください。