2025.02.03【気象予報士が解説】4~8日頃にかけて長丁場の大雪に-交通障害などに注意・警戒を【新潟】
警戒期間
2月3日は「立春」で暦の上では春が始まる日とされていますが、北陸地方ではさっそく〝春一番〟が吹きました。観測開始以来、最も早い発表です。
ただ、暦とは反対に4日からは【大雪】に警戒が必要です。
■寒気の予想(4日午前9時)
上空5000m付近の今シーズン最強クラスの寒気が、次第に県内付近に流れ込んでくる見通しです。このため、県内は平地も含めて各地で雪が降り、大雪となる所もありそうです。
■予想降雪量
3日夜から4日朝にかけて、山沿いで最大20cm、平地では5~10cmの予想となっています。ただ、雪の降り方が強まるのはこのあとです。4日朝から夕方にかけては上・中越の山沿いで50cm、下越の山沿いで40cmの予想。また、上越市や長岡市周辺でも30cmと警報級の大雪になる所がありそうです。
特に、4日夕方頃からは積雪が急増する可能性があるので、早めの帰宅を心掛けてください。
そして、4日以降も長い期間、強烈な寒気が居座る見通しです。
まず大雪に関しては、少なくとも8日(土)にかけて警戒が必要で、24時間で平地では70cm、山沿いは100cmの雪の降る日がありそうです。
さらに、7日(金)を除いた5日(水)・6日(木)・8日(土)は【暴風雪警報】【波浪警報】が発表される可能性があります。
今回の寒波による影響は長丁場になりそうなので、普段以上の備え・対策が必要です。停電に備えては、防寒グッズや照明を確保する・水道の凍結の予防する・物流が止まった場合に備えて少し多めに食料や燃料を確保しておくと安心です。
大雪で交通に大きな影響が出る恐れもありますので、出来る限り外出を控えて安全な場所でお過ごしください。