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2024.04.23【特集】伝統受け継ぐ若い世代 伝承・農村歌舞伎に新風を【新潟・佐渡市】

【特集】伝統受け継ぐ若い世代 伝承・農村歌舞伎に新風を【新潟・佐渡市】
伝承・農村歌舞伎
佐渡市で21日、県内でも珍しい「農村歌舞伎」が6年ぶりに公演されました。高齢化とメンバー不足に悩んでいたなか、2人の若手が加わり舞台を盛り上げました。

佐渡市の東部、海に面し、約50世帯が暮らす片野尾地区。明治時代に旅役者が伝えた農村歌舞伎を有志の「歌舞伎保存会」が守り継いでいます。2年おきの公演は、新型コロナウィルスの影響で中止が続いていました。

今年、6年ぶりの再開が決まり、1月から稽古が続いていました。演目は明智光秀が主人公の「絵本太功記尼ケ崎庵室(えほんたいこうきあまがざきあんじつ)の場」。光秀が本能寺で信長を討ったあと、秀吉も討とうとして誤って自分の母を殺し、息子も戦で亡くすという悲劇です。
物語の語り役「太夫」と、演出を務めるのは保存会の三國屋陽一(みくにやよういち)会長です。

■三國屋陽一会長
「(語り)涙―の母親はー♪、(指導)婆やん出るよ!」

高齢化が進む保存会に今回、心強い新人2人が加わりました。光秀の息子、十次郎の妻「初菊」役の小坂りゆさん、高校2年生。10代の女性が役者を務めるのは約50年ぶりです。
■初菊役の小坂りゆさん
「まあ歌舞伎の口調、振りまわしとか、女性ならではの所作みたいなのが歌舞伎だと普通の劇と違って全然難しい。」

一番の見せ場は戦で、深手を負い息絶える夫を看取る場面です。
■初菊役の小坂りゆさん
「世にあろうかー!」

■三國屋陽一会長
「初めての割には役にはまっていいと思います。若いので気持ちが分からないかもわかりませんけど、初菊の気持ちになって演技をしてほしいと思います。」

を演じるのは31才の新人、三國屋太一さん。三國屋会長の息子です。
■秀吉の家来・正清役の三國屋太一さん
「破竹のごとーく!」

三國屋会長も30年ほど前に演じた役。太一さんは父を超えることが目標です。
■秀吉の家来・正清役の三國屋太一さん
「やっぱやり方、動き方わかるんですけど、いざ自分がやるとなるととうていこんな真似できないなと。まあ少しでもついていきたい。」

■三國屋陽一会長
「前(練習)やったときより少しうまくなっています。でもお父さんにはかなわないと思います。(お父さんを超えるのが目標だと言ってましたが?)まだまだだと思います、ハイ。正清はもっと元気よくゆっくりと力強くやってほしいと思います。」

本番当日、出演者は5時間前から歌舞伎独特の隈取のメイクで開演を待ちます。
■初菊役の小坂りゆさん
「やっぱ気持ちがグッと引き締まる感じがありますね、皆さん(観客)を感動して泣かせられるような演技を頑張ってやりたいと思います。」

■秀吉の家来・正清役の三國屋太一さん
「まあ緊張はちょっとするんでその緊張をしっかり演技に、いい演技してい行きたいなと。」

開幕。母を竹やりでさしてしまった光秀「残念しご~く~」。深手を負った夫のもとに駆け寄る初菊。りゆさんの見せ場です。
■初菊役の小坂りゆさん
「おいたわしや~十次郎様・はかない者が世にあろうかー!」

物語終盤。太一さん演じる秀吉の家臣、正清の見せ場です。
■秀吉の家来・正清役の三國屋太一さん
「加藤が先陣こうむらば山崎ごとき敗れ城、何万騎にて押すとても。突き立て~なぎふせ~破竹のごとくー!」

■片野尾住民
「小さい時からじいちゃんばあちゃんに連れられて歌舞伎を見に来るのが楽しみでのう。」
「(新人二人)よくできましたね。十次郎が最後の時に涙が出てきました。」

■秀吉の家来・正清役の三國屋太一さん
「とりあえずしっかりやり切れたかなって思いますし、これからも伝統をがんばって受け継いで行けたら。」

■初菊役の小坂りゆさん
「ほんと嬉しかったです。拍手もらえて。この片野尾歌舞伎の素晴らしさみたいのを自分自身感じれたと思うし、4月23日、皆さん来て頂いて素晴らしさ知って頂いたんじゃないかと思っています。」
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