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2025.02.03【特集|サッカーJ1】見えてきた“樹森アルビ”のスタイル!宮崎キャンプリポ第1弾【新潟】

【特集|サッカーJ1】見えてきた“樹森アルビ”のスタイル!宮崎キャンプリポ第1弾【新潟】
新チームが目指す新たなサッカースタイル
サッカーJ1・アルビレックス新潟について2日連続でお届けする“2025宮崎キャンプリポート”。
第1弾の3日は、練習やトレーニングゲームから垣間見えた、新チームが目指す新たなサッカースタイルについてお伝えします。

■大石悠貴アナウンサー
「新潟県から約1200km、九州は宮崎県にやってきました。現在の気温は17℃。ずらりとヤシの木が並んでいて、まさに南国です。そんな宮崎県でキャンプを行っているサッカーJ1・アルビチームの仕上がりはどうなのか。私、大石が今年も取材に行ってきます!」

さぁ今年も全力でアルビのキャンプ取材へ!宮崎空港から車で45分。

■大石悠貴アナウンサー
「こちらですね。アルビの2次トレーニングキャンプ場。歓迎という旗がずらりと立っています。こちらのピッチ開放的できれいです。」

2次キャンプ地になっている高城(たかじょう)運動公園。都城市からも歓迎セレモニーを受けるなど、サポートを受けながら開幕に向けて調整しています。

今シーズンから樹森大介監督を新たな指揮官に迎えて始動したアルビ。新加入選手もレンタルからの復帰を含む14人と、メンバー構成が大きく変わりました。その影響で、去年よりもチーム内に刺激が生まれているといいます。

■小野裕二選手
「(前監督の)力さんから樹森さんに変わって、競争という意味では前からいた選手も、試合に出ていた選手も、新しく来た選手もみんなフラットな状態で必死に開幕に出るために準備をしてアピールしている段階なので、その競争というところは(去年と)雰囲気は違う。」

変わるものがある一方、これまで築き上げてきたパスサッカーのスタイルは変えることなく、今シーズンも戦っていくアルビ。そのうえで、樹森監督はどんなエッセンスを加えていくのか、練習を見ていくと、その一端が垣間見えてきました。

■樹森大介監督
「オフサイドラインはディフェンダー2人だから、サーバー(ライン上で動くプレーヤー)もディフェンダーに合わせて、どんどんラインブレイクしていいからシンプルに。それ嫌ならディフェンダーは(ライン)下がるよね。」

攻撃面でいま、樹森監督が求めている一つが〝ラインブレイク〟。
ラインブレイクとは、スルーパスなどに合わせて相手のディフェンスラインの裏をとる動きのこと。

■樹森大介監督
「個の突破は裏を出ていくことが大事だと思うので、どんどん出ていこうと。どうしても足元足元という習慣があるので、ビルドアップはいいが、バイタルエリアに関してはどんどんチャレンジできるようなアクションをしてほしいという意識付けで多めに(ラインブレイクと)言った。」

ラインブレイクの武器を磨くためにカギになるポジションが〝サイドアタッカー〟。
その1人、チーム屈指のスピードを誇る・太田修介選手に話を聞くと、自身のポジションの重要性を強く理解していました。

■太田修介選手
「(Q.サイド選手をかなり重視している印象だが?)僕自身すごく感じていて、サイドのところでどれだけ優位性を持てるか、そこからの崩しもありますし、サイドはポイントだと思う。」


続いては守備面について。昨シーズン、失点数はリーグワースト5位となる「59」。この課題克服に向けてキャンプで取り組んでいることは…

■樹森大介監督
「ゴール前の寄せとかクロスからの寄せ、ミドルに対する寄せのところは成長できれば。」

大切にしているのが〝プレスの強度〟。
プレスとは、ボールを持つ選手に対して体を寄せてボールを奪ったり、パスコースを消したりすること。アルビの頼れるディフェンスリーダー・舞行龍ジェームズ選手は、プレスを強化することはチームにとってプラスになると話します。

■舞行龍ジェームズ
「特に寄せているところ、(攻守が)切り替わった瞬間などを非常にフォーカスしてくれているので、それはチームにとって非常に良いことだと思う。」


攻撃面・守備面でさっそく進化を見せ、期待が高まるアルビ。その期待感はサポーターも感じていました。

■サポーター(長野県から)
「(Q.キャンプは毎年来ている?)初めて。あまり近くで見られなかったので、迫力がすごい、かっこよかった。新しい選手もたくさん入ったので、ワクワクしています。」
■サポーター(新潟出身・宮崎在住)
「出身が新潟だが、住んでいるのが宮崎で。いつもアルビのことは応援していて、樹森監督になってから新しいパスサッカーを期待している。」


迎えたキャンプ2試合目となるトレーニングマッチ。45分2本、30分1本の変則的な試合で、J2いわきFCと対戦しました。
まずは1本目、フォーメーションは4-4-2。樹森監督がこの日の時点で「印象の良かった選手を選んだ」と話したメンバーです。まずは17分、秋山のスルーパスに裏を抜けた長谷川元希!43分には、前線からボールを奪い、パスを回して最後は秋山!チャンスを作るも得点を奪えず。ただ1本目に光ったのは守備。強く寄せてピンチの芽を摘み取れば、前からも一気にプレッシング。強化している「プレス」が光り、無失点に抑えました。
続いて2本目。多くの新加入選手が名を連ねる中、欲しかったゴールが生まれます。7分、キーパー田代のロングフィードから裏を狙ったダニーロ。惜しくもディフェンダーに対応されますが、その直後…ゴール!!さらに21分、高い位置のプレスからボールを奪うと、得意のパスを細かくつないで、最後は奥村!その後、終了直後にもゴールが生まれ3-0。

キャンプでの成果がトレーニングゲームで発揮されました。
そして、3本目。昨シーズンから在籍する選手が多く名を連ねるメンバー構成に。9分、強化している谷口のラインブレイクからシュート!…ただゴールとはならず。すると、17分と30分に立て続けに失点。追いつきたいアルビは、ラインブレイクからのスルーパスと強化してきた攻撃パターンでゴールを狙うも決めきれず。ただ、3本合計3-2で勝利し、課題を残すも目指すサッカーの手ごたえを感じる試合となりました。

■奥村仁選手
「先週のゲームは得点が取れず負けてしまったので、今日は点も取れて失点こそしたが勝ち切れたことは全体を通して良かった。」

〝新潟史上最高へ〟
新指揮官は誰よりも強い思いで臨む覚悟です。

■樹森大介監督
「覚悟はどの監督よりも相当な覚悟をもってきているので、いろんな期待とか注目を背負っているのも自覚をしているので、相当な覚悟をもっている。」
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