新潟市中央区に住む80代の男性が、警察庁の捜査員を名乗る男から約3900万円相当の金塊・約2550gをだまし取られる特殊詐欺被害がありました。

警察によりますと、1月28日、男性の携帯電話に警察庁サイバー局組織犯罪捜査員を名乗る男から「あなたには犯罪の疑いがかかっています」「あなたの口座のお金を調べるために、今から伝える口座にお金を振り込んでください」などと電話があり、ATMの限度額が10万円であることを伝えると「それなら金を買ってください。私どもで取りに行きます」と言われたといいます。

男性は、貴金属店へ行き、1つ50gの金塊を51個(現金約3913万100円相当)を購入。男の指示通り、2月7日に自宅の玄関前に置いたところ、いつの間にかなくなっていたということです。
その後、男と連絡がつかなくなったことから不審に思い、警察に相談したということです。

警察によると、今回のような【金を購入させてだまし取る手口】は県内で初めてだということで、警察が電話だけで口座の額を聞いたり、金を取りに行く等の捜査をすることはないとして注意を呼びかけています。