2023.03.14【続報】遺書のようなもの見つかる 妻を刺した疑いで72歳の男逮捕 次男は死亡【新潟・三条市】
三条市島潟(14日午前10時すぎ)
14日、三条市の住宅で72歳の男が妻を包丁で刺し殺人未遂の疑いで現行犯逮捕されました。
40代の次男も胸や腹を刺されていて病院で死亡が確認されました。
家の中からは遺書のようなものが見つかったということです。
逮捕されたのは三条市島潟の職業不詳・阿久津正美容疑者(72)です。
午前5時40分ごろ、阿久津容疑者の妻から「夫に刺された」と消防に通報がありました。
警察が駆けつけたところ阿久津容疑者は包丁を持ったまま1階の部屋に横たわっていて、警察官に対し「妻と息子を刺した」と話したため現行犯逮捕しました。
妻は2階の寝室で腹を包丁で刺され、次男の嘉樹さん(41)は胸と腹を数か所刺されていたということです。
嘉樹さんは意識不明の状態で燕市内の病院に搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。
妻のけがの程度は分かっていませんが搬送時には会話ができ、命に別状はないということです。
警察によりますと阿久津容疑者は、妻と息子の3人暮らしでこれまで警察にトラブルなどの相談はなかったといいます。
■近所の住民
「真面目でおとなしい人だったのでびっくりした」
「最近は(嘉樹さんと)仲良くタイヤ交換していた。(いつ?)土曜日ですね、11日。その時は仲良さそうにしていたんですが」
また、自宅内からは「がんで通院が大変」などと書かれた遺書のようなものが見つかったということです。
■近所の住民
「奥さんもがんの手術受けたし、自分(正美容疑者)も大腸がんだかで手術を受けた。だから体が弱っていた。奥さんも病気で自分も病気で疲れていただろう」
阿久津容疑者自身も自らの胸と腹を刺して重傷を負っていて、現在病院で治療を受けているということです。
警察は阿久津容疑者の回復を待ち、無理心中の可能性を視野に殺人の疑いで捜査を進める方針です。