• 現在のお知らせはありません。

2024年02月22日(木)本日の番組表

UXニュースNEWS

2024.01.28【能登半島地震1カ月へ】②県内も襲った津波 新幹線並みのスピード・内陸への遡上 刻まれた「警戒」【新潟】

【能登半島地震1カ月へ】②県内も襲った津波 新幹線並みのスピード・内陸への遡上 刻まれた「警戒」【新潟】
1月1日県内を襲った津波 川を遡上し内陸まで
能登半島地震から間もなく1カ月。今回の地震で県内に持つ波が押し寄せました。上越市では津波が川をさかのぼり、住宅が被害を受けました。その時、何が起きていたのか。検証します。

元日に、県内を襲った地震。長岡市で震度6弱、新潟市中央区や柏崎市、上越市などで震度5強を観測しました。
揺れから、約30分後…。

■ 撮影者
「うわあっ来た。あっ、撮ってるのもやだ…」
「うわーすごいな」
「日本海側は、太平洋側と比べると、あんまり津波は来ないっていうのは、聞いてたんで、まさか、上越も新潟も、そんな3mの津波が来ると、予想もしてなかったので。とにかくは、高い建物の方に逃げようということで逃げた。」

県内では、1993年以来となる「津波警報」が、上中下越・佐渡に発表されました。予想された津波の高さは3m。
住民に、緊張が走りました。

■UX大西遥香アナウンサー
「津波避難ビルに指定されているNEXT21のビルの中です。多くの人が避難してきています。」
■大角怜司アナウンサー
「午後4時20分の柏崎市です。みなさん高台に避難をしています」
■庭山陽平記者
「山のほうに避難する車で、渋滞ができています」

各地で避難を急いだ住民。柏崎市の峠道では、渋滞が発生していました。

■柏崎市民
「震度7と言うからさ、これは逃げるのが先だと思って、もう飛び出してきた。」
「急に地震が起きたので、とりあえず高いところに逃げようとして、この峠の上に上がろうとしたんですけど、見ての通りすごい大渋滞で車が上がれないので、とりあえず近くの今駐車場に停めさせてもらって、避難しているところです。」

県内では、柏崎市鯨波で40cm・新潟市中央区と佐渡市鷲崎で30cmの津波が観測されました。
上越市の関川に設置された北陸地方整備局のカメラには、地震発生から約30分後、河口からさかのぼる、津波の様子が捉えられていました。

■大角怜司アナウンサー
「津波は、この川を遡上してきました。私の身長約178センチあるんですが、その身長をはるかに超える堤防を越えて、津波は住宅地を襲ったということです。」

地震のあと、津波が押し寄せた地域も。上越市港町では、住宅1棟が、床上浸水の被害を受けました。
スナックを経営する安田みさ子さんの店舗兼住宅には、海水や流木が流れ込みました。

■津波被害を受けた 安田みさ子さん
「親戚の家泊めてもらって、朝来たらこの調子。もう涙も出ない。全部、板張り全部はぐってしないと、住めませんて言われた。」

地震直後、高台に避難した安田さん。海に近く、津波がいつか来るとは考えていたものの、被害は想像を超えていました。

■津波被害を受けた 安田みさ子さん
「見てるだけでね、もう、あれもだめこれもだめ。大変だ…誰か助けて、だね。正月早々、何か悪いことしたのかね。」

津波は、河口から約600m上流にあるカメラにも映し出されていました。勢いを失うことなく、川をさかのぼっていきます。
津波が、堤防に激しく打ち付け、水が高くあがっています。まさにその場所に住んでいた女性の住宅は基礎部分まで水が押し寄せ、女性は、夫と2階に垂直避難しました。

■上越市港町在住の女性
「もう避難はね、私もお父さんも年寄りだし、主人も92なるしね、だから、息子は消防で飛んで出ちゃったから。地震と津波来ないようにって、それお願いしてます。毎日。」

別の女性は、河口から約2.5km上流で津波を目撃しました。
最初は午後4時38分、2回目は午後5時16分と、少なくとも2回、さかのぼっていたそうです。

■津波を目撃した女性
「本当に怖かったです。このまま、どうしようかなっていう感じだったんで、ただ、その避難するにも、避難場所がちょっとよくわかんなかったので。」

津波は、関川の支流にあたる保倉川でも確認されています。地震発生から約35分後、UXの情報カメラには、保倉川にかかる橋の上で津波に遭遇する車の様子が映し出されていました。
高田河川事務所が、堤防内にあるがれきなどを調べたところ、津波は関川で約5km、保倉川で1.6kmさかのぼっていることがわかりました。
新潟大学の安田浩保研究教授は当時の関川について調査しました。

■新潟大学災害・復興科学研究所 安田浩保 研究教授
「関川は地震発生から20分後にもう、急激に水位が上がっていて、70cmぐらい上がっていると。一気に70cmです。その後、この頭からドーンと下がっているのを見ると、関川の津波の影響っていうのは、短時間の間に1m動いたという解釈になります。」

今回の津波は、新幹線並みのスピードで押し寄せたと分析。
平野が広がる新潟の場合、短時間で押し寄せた津波が川をさかのぼり、内陸に到達するといいます。

■新潟大学災害・復興科学研究所 安田浩保 研究教授
「内陸の奥深く、10km、20kmまで、大規模な津波の場合、到達することが予想されていて、今回は、新潟において津波の規模は中小規模でしたけれども、やはりそれでも、川の中に侵入することが一般市民の方の、動画の撮影などで見られているので、警戒しなければいけない」

さらに津波は、繰り返し川に侵入していたとして、第一波だけでなく、その後の警戒も必要と指摘します。

■新潟大学災害・復興科学研究所 安田浩保 研究教授
「地震発生がだいたい午後4時で、翌朝、明るくなるくらいまで、12時間以上、中小規模の津波であっても、継続していることが確認されていて、これはつまり、さらに津波の規模が大きかった場合は、最低でも半日、長ければ今回と同じように、1日ぐらいは、警戒を続ける必要があると言えます」
ページのトップへ