自民党総裁選を巡って、県内でも動きが出ています。19日、一番乗りで出馬会見を開いた小林鷹之前経済安保担当大臣が会見に先駆けて、週末県内入りし、党改革の必要性を訴えました。県関連の一部の国会議員は、いち早く支援を表明しています。

17日、燕市で講演した小林鷹之前経済安保担当大臣。このときは、まだ総裁選出馬を表明していませんでしたが、約250人が訪れ超満員となりました。
■小林鷹之前経済安保担当大臣
「国民の皆さんにもう一回、国のかじとりは自民党にまかせたいと心から思ってもらえるように、私たちがどこまで頑張れるか、この日本をさらに豊かに夢と可能性あふれる日本に変えていきたい。」

旧新潟2区選出の自民党の細田健一衆議院議員は、当選同期。支援する考えです。
■細田健一衆院議員
「自民党を変える新しい日本を作るその同志として、小林さんを一生懸命応援したい。」

新発田市の集会では、地元・新潟3区選出の斎藤洋明衆議院議員も「応援したい気持ちはある」と述べました。今回は、派閥解散後の初めての総裁選。しかし、唯一存続しているのが斎藤議員が所属する麻生派です。
■斎藤洋明衆院議員
「派閥の思いも1つの考慮要素だと思う。派閥の意向がすべてではなく、最終的には政治家としての良心と私を応援してくれる人の思いを受け止めて決定する。」

横田めぐみさんの拉致現場や田んぼなどを視察した小林さん。17日時点で総裁選への出馬について問われると...
小林鷹之前経済安保担当大臣
「複数の同僚議員からそうした声もいただいてますので、その上で最後は自分が決断するものだと。」

この発言から2日。19日午後、出馬を表明。
■小林鷹之前経済安保担当大臣
「自民党は、生まれかわる。日本は、生まれ変わるこの国を、より高くより遠くへ覚悟を持って挑戦します！」

会場には、細田議員とまた派閥の意向を意識していた斎藤議員も駆けつけていました。総裁選には、石破茂元幹事長や高市早苗経済安保担当大臣など10人以上が立候補に意欲を示しています。

残る県関連の自民党議員7人は、誰を支援するのか。異例の混戦模様となりそうです。