2024.09.23【総選挙へ】立憲・新代表に野田氏:県内議員の受け止め、総選挙への戦略は【新潟】
立憲民主党・西村県連代表
立憲民主党の新代表に野田佳彦元総理が選ばれました。27日には自民党の新総裁も誕生し、衆院の解散総選挙に向けて与野党は走り始めます。
野田氏は民主党政権の総理だった2012年、衆院解散に打って出ましたが、自民党に政権奪還を許しました。前回、代表選に立候補した西村智奈美県連代表は、今回も出馬を求める声が上がりましたが辞退していました。
■西村智奈美衆院議員
「近いうちにやってくるであろう衆院の解散総選挙、来年の参院選挙に向けて、一致団結で戦う態勢が整えられるんじゃないか。」
野田氏が【打倒】を掲げる自民党は、総裁選で40歳代や女性ら計9人が手を挙げる混戦です。これに対し、野田氏は67歳。旧民主党政権以来の再登板となるため〝刷新感〟に欠けるとの指摘があります。
■西村智奈美衆院議員
「『刷新感』ですから、刷新はされないと私は思う。」
代表選では、次期衆院選に向けて野党連携のあり方も問われました。野田氏は「穏健な保守層をとりにいく」と述べていて、共産党とは距離を置くとの見方もあります。
立憲は、県内で衆院の1~5区すべてに候補者を擁立します。一方、共産党は1区に擁立。さらに2~4区でも候補者を立てれば票を分け合い、対自民党の選挙戦では不利になります。西村氏は「野党がバラバラでは戦えない」として、候補者の擁立を控えるよう求めていました。
今後について問われるとー
■西村智奈美衆院議員
「半年ぐらい前に、県連代表としてお話をした。それ以上のことはない。」
選挙責任者のこの人はー
■米山隆一県連幹事長
「県内では野党間の連携は、非常に長い歴史のもとに築かれている。地域の事情や歴史も積み重ねもある。そこも従前の立場を維持していくことを、党執行部にお伝えしたい。」
さらに政策については、「中道寄りだった泉路線を変えないことが重要」と強調しました。
自民党総裁選は27日。新たな総理のもと、10月初旬に召集の臨時国会で衆院が解散され、年内総選挙となる見通しです。