2024.10.15【衆院選公示|新潟1区】県内最多:与野党4人が立候補【新潟】
衆院選公示|新潟1区
いよいよ衆院選が公示され、候補者たちの舌戦がスタートしました。
県内では、5つの選挙区に15人が立候補を届け出ました。各候補者たちは、政治不信や物価高騰対策など、課題に対してどんな政策を訴えるのか。そして、新たな区割りでの初めての選挙をどう戦うのでしょうか。
【新潟1区】に立候補したのは届け出順に、立憲民主党の前職・西村智奈美さん、自民党の前職・塚田一郎さん、共産党の新人・中村岳夫さん、日本維新の会の元職・石崎徹さんの4人です。新潟1区は、新潟市中央区を中心に新たに佐渡市などが加わり、約36万人の有権者を抱えます。
前回、旧1区で勝利した立憲民主党の西村さん。早期の衆議院解散は、自民党の裏金問題を幕引きするためだと訴え、追及する構えです。
■立憲・前 西村智奈美候補
「衆議院解散を行うことによって、みそぎをしようというための裏金隠しの衆議院の解散総選挙。政権交代こそが、最大の政治改革。」
生活支援のために奨学金の返済支援、非正規雇用の待遇改善などを挙げました。
■立憲・前 西村智奈美候補
「次の時代を生きる子どもたちに、安心できる安全な地域社会を残していくために、私は今回の総選挙、どうしても負けることができません。」
前回、旧1区で敗れ、比例復活した塚田さん。裏金問題を陳謝する一方、今回の選挙を『政権選択の選挙』だと訴えました。
■自民・前 塚田一郎候補
「この安定した政治に引き続き国民の皆様からの大きな支援をいただき、政治をさらに前に進めていく、その戦いです。」
佐渡金山の世界遺産登録や、能登半島地震からの復旧への財源確保などに取り組んだ実績を強調します。
■自民・前 塚田一郎候補
「ふるさと新潟をだれが守るのか。私、塚田一郎に皆様の思いを託していただき、それを実現する政治を続けさせていただきたい。」
共産党候補として県内で唯一、小選挙区に立った中村さん。無党派層の多い1区で『金権腐敗政治の一掃』を掲げます。
■共産・新 中村岳夫候補
「(共産党は)企業団体献金も、政党助成金も1円も受け取っていない、ただ一つの政党です。」
さらに、消費税の減税や憲法9条に基づく平和外交などを訴えます。
■共産・新 中村岳夫候補
「石破首相では、自民党政治を何も変えることはできません。この総選挙、国民の信を問うということでした。ならば、裏金と金権腐敗の自民党政治の審判を下そうではありませんか。」
前回、旧1区で最下位に終わった石崎さん。維新のスローガンである『改革』を訴え、支持拡大に努めます。
■維新・元 石崎徹候補
「政治改革・行政改革、まだまだ民間目線・国民目線ではないと本当に痛感している。税金の使い道、全体が問われる選挙です。」
税金を配分する財務省の官僚だった経験を踏まえ、次のように訴えました。
■維新・元 石崎徹候補
「皆様の生活に、子育てに、あるいは老後の安心に、きちんとこのお金が使われているのか、まさにそれを問われる選挙でもある。」
衆院選の投開票は27日、期日前投票は16日から始まります。