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2024.10.14【衆院選|新潟4区】構図に変化・・・野党共闘 公認巡り動き【新潟】

【衆院選|新潟4区】構図に変化・・・野党共闘 公認巡り動き【新潟】
衆院選|新潟4区
衆院選の県内選挙区の構図をお伝えするシリーズ。5回目は、前職3人が立候補を予定する【新潟4区】。
これまで5区だった長岡市を中心とするエリアに、柏崎市などが加わりました。当然、原発再稼働が大きな争点となりますが、野党の共闘体制や自民党の公認を巡る動きなど、立候補予定者をめぐる状況にも変化がありました。

立憲民主党の米山隆一さんは13日、柏崎市のイベント会場を訪れました。妻で作家の室井佑月さんも一緒です。3年前の衆院選で旧5区から立候補し、知事経験者対決を制して初当選を果たしました。現在は、立憲民主党県連の幹事長を務めています。米山さんは選挙区内を細かく回り、室井さんの人気も味方に各地で無党派層を中心にアピールを強めています。
小千谷市の集会では、自民党の裏金問題を批判しました。

■立憲民主党 米山隆一氏
「なぜ(収支報告書に)不記載にできたかというと、パーティー券をいっぱい買ってもらえたから。何百万円も買ってもらえるから、キックバックが来る。それは政治をゆがめてきたと思う。」

柏崎刈羽原発の立地自治体もある4区ですが、再稼働を巡る動きについて、米山さんはー

■立憲民主党 米山隆一氏
「(県の)3つの検証を中途半端にせずきちんとして、現実的な避難計画を作って県民に示した上で、民主的な手続きで県民の信を問わなければならない。それをしないで再稼働は認められない。」

前回の衆院選は、共産党や社民党などとの野党共闘で勝利。しかし今回、立憲民主党の野田代表は共産党との連携に否定的な姿勢を示しています。共産党は、新潟1区以外に県内では候補を擁立しないことを決めているものの、立憲民主党の候補への積極的な支援はしていません。ある共産党関係者は「これまで米山さんと一緒にやってきたのに残念」と話しています。

■立憲民主党 米山隆一氏
「中央の言う状況にはなっているが、個人ベースでは同じ信頼関係は続いているので。」

前回も争った自民党の泉田裕彦さんが、無所属で立候補することについてはー

■立憲民主党 米山隆一氏
「泉田さんは知名度が高いので、与党側からも野党側からも同じくらい(票を)取るので大きな影響はない。」


自転車で長岡市内を回る、自民党の鷲尾英一郎さん。この日は、約4時間走り回りました。

■自民党 鷲尾英一郎氏
「総裁選挙もあって立て続けの選挙でなかなか大変だが、しっかりと栄養補給しながら頑張りたい。」

7期目を目指す鷲尾さんは、自民党の第4選挙区支部の支部長で党の公認で出馬することが決まっています。長く柏崎市などの旧2区を地盤とし、大票田の長岡市への浸透が課題です。組織固めに保守系の県議や市町村議と連携し、選挙区内全体におよそ70の後援会を設けました。

■自民党 鷲尾英一郎氏
「ほんとはやりたいのは、長岡や上越から週末になると柏崎に来る人の流れを作りたい。」

地域を回るたびに、裏金問題で自民党に向けられた厳しい目を実感しています。

■自民党 鷲尾英一郎氏
「私、裏金ないんですよ。なんで私まで『裏金作っているだろう』と言われなければならないのか。」

〝政治刷新〟を大きなテーマとして訴えます。
原発の再稼働についてはー

■自民党 鷲尾英一郎氏
「地元の了解を前提に、専門家が認めた原子炉は再稼働を認める立場。」

ただ柏崎市では、支援体制のもろさを懸念する声も。
鷲尾さんは民主党時代、旧2区から出馬し自民党の細田健一さんと激しく争いました。かつて細田さんを支えていた人の中には、鷲尾さんへの支援に消極的な人もいるといいます。

■自民党 与口善之県議
「鷲尾さんは反対側(旧民主党)にいた人だったので、そこがどうなるか。自民党で初めての選挙になるので、なかなか見えないところがあるのが実態。」

また泉田さんが無所属で立候補することで、保守分裂も懸念されています。選対のある幹部は「三つ巴になるとかなり厳しい選挙になる」と危機感を口にしていますが・・・

■自民党 鷲尾英一郎氏
「選挙への影響はわかりかねるが、私自身はこれまでやってきたことや地元の皆さんに訴えたいことがたくさんあるので、変わらずにしっかりと訴えていきたい。」


14日、UXの取材に応じた自民党の泉田裕彦さん。新潟4区から無所属で立候補することを表明しました。

■無所属 泉田裕彦氏
「無所属で組織なしで頑張ります。お金で動く政治でいいのか、県民に聞いてみたい。」

前回衆院選は、旧5区で米山さんに1万8000票あまりの差で敗れ、比例で復活当選。3年前に地元県議の裏金問題を告発した後、自民党県連の所属ではなくなり、第4選挙区支部の支部長にはなりませんでした。以来、街頭でのあいさつやSNSでの発信など独自の活動を続ける中、追い風になりうる出来事が・・・泉田さんは総裁選で石破総裁の推薦人を務めていました。

■無所属 泉田裕彦氏
「新潟の条件不利、格差是正、政治の透明性や信頼性の確保ということで、石破さんを一生懸命応援した。」

4区から出馬の意向を示す泉田さんに、自民党県連は保守分裂への危機感を募らせました。

■自民党県連 岩村良一幹事長
「公認候補がいるところに無所属で出るというような事態が生ずれば非常に混乱が起こると、適切な対応を党本部の基準に則ってしてもらいたいと申し入れをしている。」

県連の幹部は「比例単独での処遇も可能性はある」と話し、本部の判断に注目が集まっていましたが、比例名簿に名前が載ることもありませんでした。
泉田さんは、選挙の争点は〝裏金問題〟と考えています。

■無所属 泉田裕彦氏
「裏金問題と戦って違法行為はしないと言ったら、県連から排除された。それを是とするか非とするか、県民に聞いてみたい。」

泉田さんの原発再稼働についての考えはー

■無所属 泉田裕彦氏
「(再稼働の)議論をする前に避難できる体制をしっかり作らないと、自治体として役割を果たせない。」

中越地震の発生から、まもなく20年です。

■無所属 泉田裕彦氏
「知事としての最初の仕事が中越地震(からの復興)だったので、国の立場から(被災地を)しっかりとサポートしていきたい。」
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