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2022.11.16【開業40周年】命がけの工事も… 雪国を開いた先人たちの苦労 上越新幹線 【新潟】

【開業40周年】命がけの工事も… 雪国を開いた先人たちの苦労 上越新幹線 【新潟】
40年前の開業式典 大宮駅
上越新幹線が新潟・大宮駅間で開業してから15日で40年。首都圏と新潟をつなぐ大動脈の誕生には先人たちの10年に及ぶ苦労がありました。
15日は40周年を祝う横断幕を持った園児たちがホームで新幹線の発着を見送りました。
首都圏と新潟を結んで走り続けた40年です。

・東京から旅行(70代夫婦)
「けっこう利用してます、新幹線は。趣味が旅行なものですから…村上に鮭を食べにこれから」
・新潟から東京観光へ(70代夫婦)
「昔は東京出張は一泊とか二泊。新幹線ができることによって日帰り出張ができたので、非常に便利で良い、助かっている」

1982年11月15日に、開業した上越新幹線。その車両は丸い鼻にみどりのラインの200系「あさひ」から去年引退した「とき」の2階建のE4系MAX、そして現在のE7系と進化しています。
12日は開業40周年のセレモニーでは「あさひ」を再現した車両が運行されるなどイベントが開催され大勢のファンが集まりました。

・鉄道ファン「貴重な瞬間に立ち会うことができて、本当にうれしかった。開業に尽力された方々に感謝したい。」

記念グッズを大量に買い込む人も。

・鉄道ファン「こういうグッズを見ながら、子どもの頃を思い出しながら懐かしみたい。」

新幹線は子どもたちの憧れです。

・新幹線好きの少年「早いところとか、格好いいところが好き」

新潟にゆかりのある鉄道部品の販売にはファンが殺到!。引退したMAXの品を手に取る人もいました。

・鉄道ファン「東京に行くときは絶対に2階建てに乗っていたので、選びました」
・鉄道ファン「最終日の乗ったが、2階の景色が、もうこれで見られなくなると思うと残念だった。」
・JR東日本 小川治彦 新潟支社長
「新潟県民のみなさまに愛していただいたことが、上越新幹線が40年という長い時を刻むうえで、大きな力となった。」

新潟・大宮間の約270キロの工事には10年余りが費やされました。
消雪用スプリンクラーの設置、そして群馬県との県境にある当時は世界最長の山岳トンネルだった大清水トンネルの掘削などさまざまな難関があったといいます。
雨宮秀明さん(67)は全長およそ6キロの浦佐トンネルの工事に携わりました。

・元 鉄道建設公団 勤務 雨宮秀明さん「土砂流出に一回遭遇したことがあって切り刃から押し出してきたドドドドっと、700立方メートルくらいの流出があった。土砂と一緒にかけっこして逃げ出してきた覚えがある」

柔らかく崩れやすい地質で、大量の湧き水が行く手を阻み命を落とした人もいたといいます。
さらに、最高速度240キロを維持するための苦労も。

・元 鉄道建設公団 勤務 雨宮秀明さん「レールがまっすぐだと遠心力で飛ばされてしまうので新幹線を斜めにしながら走らせる、乗っていると感じませんけどね」

上越新幹線には22本のトンネルがあります。スピードを維持するため直線に近い状態で掘り進める緻密な作業も必要でした。

・元 鉄道建設公団 勤務 雨宮秀樹さん「貫通した時には、若かったので初めての経験で涙が出るほどうれしかった」

新潟ならではの課題にも立ち向かいました。雪との戦いです。

・元国鉄職員 八木 利夫さん「新幹線は時速200キロの世界なので、雪が降ってもぶつかった時の衝撃が大きすぎて雪を線路に積もらせることができなかった」

従来の鉄道は雪かき車や人力で除雪していましたが上越新幹線では自動で温水が散布されるスプリンクラーが開発されました。このスプリンクラーは、今や豪雪地帯の列車の運行に欠かせない技術になりました。

・元国鉄職員 八木 利夫さん「開業40年で当たり前に便利に東京を往復できるようになったことは時代の変化を感じ、感慨深い」

上越新幹線は来年春から最高速度が275キロに上がり大宮・新潟間の所要時間が7分短縮されます。先人たちの努力を背に走り続けます。
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