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2023.03.11【震災12年避難者の今】①南相馬市から長岡市へ 男手一つで育てた長男【新潟】

【震災12年避難者の今】①南相馬市から長岡市へ 男手一つで育てた長男【新潟】
南相馬市から長岡市へ 川瀬利春さん
東日本大震災から12年。新潟県内には、10日時点で1911人の避難者が暮らしています。それぞれの思いを抱えて12年を過ごしてきました。
福島県南相馬市から避難している川瀬利春さん(63)は長岡市のアパートで一人暮らしです。

■川瀬利春さん
「ここまで長くいると慣れたという感じで、ただやっぱり南相馬同じような地名を見かけると頭が混乱することもある」

東日本大震災、そして福島第一原発事故で、川瀬さんの生活は一変。震災直後に、長岡市に避難しました。
妻 理沙さんは、震災の3年前に亡くなり、男手一つで子どもを育ててきました。長男の誠さんは震災当時、小学5年生。1年間、横浜の親戚の家に預けられ、小学校の卒業から再び父親と暮らしました。
その誠さんは、現在、長岡市内の中華料理店で働いています。中学校の同級生と結婚し、去年9月に双子が生まれました。川瀬さんの自宅には双子の赤ちゃんの写真が飾らています。

■川瀬利春さん
「長男のほうはね、結婚しておかげさまで子どもも授かって、私も知らないうちに世間で言うとおじいさん。自分の子どもながらそういうところは1つ1つ段を踏んで行って話があるんだと自分で計画して」

川瀬さんは現在、アルバイトで生計を立てていて生活はギリギリだと言います。それでも働けるうちは働いて、将来的には息子夫婦と暮らすことも考えています。

■川瀬利晴さん
「働けるうちは働いてそのうちまた暮らせるのではないかという夢を抱きながら先はちょっとわからないがそういう風に考えはある」
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