2024.11.05〝歩く肺炎〟マイコプラズマ肺炎の感染者が増加:予防にマスク着用を【新潟】
気づかないうちに感染を広げる恐れも
全国的に流行している『マイコプラズマ肺炎』の感染者が、県内でも増加しています。気付かないうちに感染を広げてしまう恐れがあることから、医師や県はマスクの着用などを呼びかけています。
マイコプラズマ肺炎は、細菌に感染することで起こる呼吸器感染症で症状として咳や発熱などが出ることが特徴です。上越市の塚田こども医院では、午前の診察だけでマイコプラズマ肺炎と診断を受けた人が10人いたと言います。
■塚田こども医院 塚田次郎院長
「マイコプラズマを思わせる感染症は確かに増えています。9月から始まり、10月・11月と多くなった感じはしている。」
国立感染症研究所によりますと、10月マイコプラズマの全国の感染者数は去年の同じ時期と比べ、25倍に・・・。県内でも、感染者が増加傾向にあり、患者の多くは14歳以下だということです。
■塚田こども医院 塚田次郎院長
「4年に1回流行るといわれているんですが、4年くらい経つと免疫を持っていない子どもたちが増えてくる・そこで1回大きい流行をする。そうすると、あらかたの子がかかってしまい、また流行らなくなるというサイクルがある。」
潜伏期間は2週間~3週間で、主な感染経路は感染した人の咳の飛沫や接触です。しかし、症状が出ていなくても感染力があり、気付かないうちに感染を広げてしまうこともあることから〝歩く肺炎〟とも呼ばれています。
■塚田こども医院 塚田次郎院長
「なかなか治療がうまくいかないと。1週間から2週間、咳が続くことが多い。感染予防は、飛沫・接触感染なのでマスク・手洗い・うがいが有効だと思います。」