2023.05.19うみがたりの人気者・ゴマフアザラシのジロー40歳が国内最高齢に“立つんだ”ジョーの息子【新潟】
親子2代の名人芸
上越市立水族館うみがたりで生活するゴマフアザラシ、40歳のジローが国内最高齢となりました。12年前に死んだ父親の「ジョー」と共に親子2代に渡り「立つアザラシ」として人気を集めています。
1983年3月生まれのゴマフアザラシのジロー40歳。19日もうみがたりにあるふれんどプールで、のんびりと過ごしていました。
■ジローの飼育担当 横澤彰平さん
「最近のジローは日向ぼっこをしていることが多い。ほかのアザラシと一緒にプールで泳いでる姿も見られる。」
今月12日に神奈川県の水族館で飼育されていた47歳のゴマフアザラシが死にしました。これにより、日本動物園水族館協会加盟の水族館のゴマフアザラシの中で、ジローが国内最高齢となったということです。
■ジローの飼育担当 横澤彰平さん
「物怖じしない性格で食欲旺盛。」
実は、ジローの父親ジョーも旧水族博物館の時代に、垂直に立つアザラシとして人気を集めていました。ジョーは、2011年に推定33歳で死にましたが、UXは、その3年前にジョーと息子のジローが水槽の中で過ごす様子を撮影していました。
垂直に立つジローと配管を枕に仰向けに寝ている息子のジロー。そのジローも、父親の技を受け継ぎ、親子2代で立つアザラシとして愛されてきました。
■ジローの飼育担当 横澤彰平さん
「水面で立っているように泳いでいる様子はジローらしい過ごし方。よく鳴く個体なので朝出勤してジローの鳴き声が聞こえると『今日も元気なのかな』と思える。実際に見ていなくてもジローを感じられるアザラシ。」
■群馬県から来館した男の子
「陸の上で寝てるのが可愛い。僕も寝てみたいと思った。」
■群馬県から来館した女性
「普通の表情が可愛い。目をつむったり。そのままの表情が可愛い。笑ってるみたい。」
ジローは、他のアザラシと同じように1年に1度の毛の生え替わりの時期を迎えているということで、まだまだ元気な姿を見せてくれそうです!