2023.05.25アルビ・中野社長 Jリーグ秋春制で「冬への懸念」賛否の判断は示さず【新潟】
アルビレックス新潟 中野幸夫社長
Jリーグが検討しているシーズンの移行・いわゆる「秋春制」について、アルビレックス新潟の中野幸夫社長が会見を開きました。冬の試合への懸念を示しましたが賛否の判断は明らかにしませんでした。
現在議論されているJリーグの「秋春制」は、8月1週目前後にシーズンが開幕し、5月最終週前後に閉幕となります。
1月の1か月前後は「ウィンターブレーク」として公式戦を行いませんが、12月と2月は従来より合計で4試合程度増える想定で、アルビレックス新潟の中野社長は会見を開き、この時期への懸念を示しました。
■アルビレックス新潟 中野幸夫社長
「ホームの試合を12月・2月にするのか?しないのか?しないのなら冬はアウェー連戦になる。別の期間にホームが連続になる。そのような試合日程をリーグ全体で良しとするかダメとするかの議論になる。おそらく12月10日から2月一杯は県外で練習をすることを考えることになる。」
Jリーグはヨーロッパをはじめ、秋春制のサッカーリーグが多いことから日程を合わせたい考えです。
シーズン中に選手をヨーロッパのチームに引き抜かれるリスクが低くなることや、日本代表の活動がやりやすくなることなどがメリットとされます。
■アルビレックス新潟 中野幸夫社長
「サポーター目線では降雪による試合中止は避けるべき。論点として最適なシーズンを議論していく。」
Jリーグは、デメリットの解消などを議論し、秋春制を導入するか年内に結論を出すとしています。