2023.11.02カキの木に「黒い塊が」…正体はクマ 住民 驚がく「また来るかも」一夜明けて大至急伐採【新潟・新発田市】
クマが登っていたカキの木と屋根 木は伐採(2日・新発田市)
1日夜、新発田市の民家にクマが現れ、屋根の上に2時間ほど居座ったあと逃げました。クマを目撃した女性が驚愕の瞬間を証言しました。
新発田市本田の民家。
1日午後5時40分ごろ、この家に住む女性が風呂に火を付けようと外に出て裏庭の柿の木を見上げたところ目に飛び込んできたのは思わぬ光景でした。
■住民女性
「『何か黒い塊があるな』と思ったんですよ。なんだろうなってじーっと見ていたら、動くんですよね、ガサガサいうし、これひょっとしてクマかなと思ったら手を伸ばしてあちこち柿の実を食べていた。あ、間違いない、クマだと思って娘に電話して。『何かいるんだけどどうしたらいい?』って聞いたら『すぐ警察に電話しなさい!』って」
クマは体長約1m。柿の木から民家の屋根に移り、そのまま居座り始めました。
駆け付けた警察と新発田市職員が警戒にあたっていましたが、2時間ほど経った午後7時半ころ、突然、屋根を降りて警察官の方向に向かってきました。
このため警察官がクマよけスプレーを噴射し爆竹を鳴らしたところクマは民家裏手の藪から東方向の山に逃げたということです。
新発田市本田では10月中旬からクマの目撃が相次いでいて、じつはこの家の柿の木では数日前にも、クマの爪痕が見つかっていました。一夜明けると、新たな爪の跡が見つかりました。
■住民女性
「また来るかもしれないと警察にも言われたから、切ってもらおうと思って」
女性はさっそく業者に連絡し、柿の木を切り倒してもらいました。
新発田市は、まだ付近にクマが潜んでいる可能性があるとして周辺の住民に注意を呼びかけています。
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