2024.09.30クマのエサ 山奥のブナの実「不作」、人里近いクリなどは「並作」:冬眠前に人里への出没注意【新潟】
冬眠前にクマの活動活発に 出没注意
ツキノワグマが、冬眠の前にエサを探す時期に入りつつあります。県は、クマのエサになるブナの実などの作況を調査し、「不作」となったことがわかりました。また、クマ出没警戒注意報を11月30日まで延長としました。
クマは冬眠する前にエサを探して、秋に活動が活発になります。エサとなるのが、ブナの実やクリ・コナラ・オニグルミなどです。
県は8月いっぱいをかけて、県内全域でそれぞれの実の豊作・凶作などを調査。その結果、山奥に分布しているブナの実は「不作」で、比較的人里近くに分布しているクリ・コナラ・オニグルミなどは「並作」だったことがわかりました。
このため、県はこの秋はクマが山の中でも人里に近い、標高が低い地域に出没する可能性があるとしています。合わせて【クマ出没警戒注意報】を11月30日まで延長しました。
「にいがたクマ出没マップ」(https://ngt-webgis.jp/kuma/)を確認し、クマの出没が確認されているところには近づかないことや、エサとなる生ゴミや不要となったカキやクリの木などは適切に処分すること、また、早朝や夕方の入山を避けるなど、クマ対策の徹底を呼び掛けています。