2025.03.12クローン技術で次世代に:樹齢約250年の天然記念物「法乗坊のエドヒガン」里帰り【新潟・佐渡市】
天然記念物「法乗坊のエドヒガン」
佐渡市にある樹齢約250年の桜の古木を次世代に残そうと、クローンによって作られた苗木が植樹されました。
この桜は、佐渡市羽茂大崎にある『法乗坊のエドヒガン』で、市の天然記念物にも指定されています。樹齢は約250年・高さが21mあり、かつては大きな枝を四方に広げる巨木で、地域に稲作の種まきを知らせる“種まき桜”という愛称で親しまれてきました。
ところが、3年前に枝2本が折れるなど衰えが目立ってきたため、市は子孫をつぎ木から増やす〝クローン苗木〟という取り組みを行う国の研究機関に依頼。そして、2年ぶりに3本の苗木がふるさとに帰り、住民らによって親木のそばに植樹されました。
■桜を管理する宮本寺 本間敞詮住職
「すくすくと育って、皆さんが見て心を和ませるくらいに大きく育って頂けるとありがたい。」
植樹された苗木は、早ければこの春に花を咲かせ始めるということです。