2024.09.10コシヒカリ稲刈り始まる「茶碗一杯25円!それが高いのか…」価格高騰の背景は?【新潟】
コシヒカリ稲刈り始まる
まもなく県内でコシヒカリの稲刈りが本格化します。例年に比べ高値での販売になりそうですが、すでに注文が殺到します。
新潟市江南区の木津みずほ生産組合は、9日からこしいぶきの稲刈りを始め、今週中にはコシヒカリの収穫も始める予定です。イネの生育は順調で、52haの田んぼから250tを収穫する見込みですが、新米の予約販売は現在ストップしています。
■木津みずほ生産組合 坪谷利之さん
「8月1日ネットで(新米の)注文が殺到して、精米が追いつかないので予約受付を中断している。約なんて今までないですよ!ようは米なんていつでも買えたわけだ、今までは。やっぱ巷の米が無いという騒ぎが大きい。」
価格は、去年より3割高く5kgで3000円ほど。これで価格高騰と言われることについて…
■木津みずほ生産組合 坪谷利之さん
「1kgで600円ですよ~、3合炊いて茶碗に盛れば25円だからね、茶碗一杯25円!それが高いんですか?原材料費は右肩上がりだけど、米だけは原料が上がっても価格が下がっていた訳でしょ。」
農家の経営に詳しい専門家は、コメの高値傾向はしばらく続くとみています。
■新潟大学農学部 伊藤亮司助教
「年内は(去年より2~3割高い)価格で引っ張られて、その後多少落ち着くのか、もう少し引っ張られるか議論されると思う。」
新米のコシヒカリをじっくり味わえる秋となるのか、価格の動向が注目されます。